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クリスタル・キャッスルズ<単独来日公演プレビュー>蘇生か転生か――新ヴォーカルにエディスを迎えた新時代

 カナダ・トロント発のエレクトロ・パンク・デュオ、クリスタル・キャッスルズ(Crystal Castles)の単独来日公演が、2017年5月15日に東京・代官山SPACE ODDにて開催される。クリスタル・キャッスルズとしては4年ぶり、新ヴォーカルにエディス・フランシズ(Edith Frances)を迎え新体制となってからは初。蘇生か転生か――いずれにせよ貴重な一夜になることは間違いない。


アリス時代:奉仕活動中の出会い〜勃発した不穏なバトル


 2004年、犯罪者たちによる奉仕活動の最中に出会ったサウンドメイカー兼プロデューサーのイーサン・カス(Ethan Kath)と初代ヴォーカリストのアリス・グラス(Alice Glass)により結成されたクリスタル・キャッスルズ。2008年リリースの1stアルバム『Crystal Castles(I)』はイギリスの音楽メディア「NME」における「Top 50 Albums of 2008」、00年代のベストアルバム100枚を決める「The Top 100 Greatest Albums Of The Decade」に選出され、その後も2枚のアルバムをリリースしたが、2014年にアリスが突如脱退。彼女の声明には「音楽的にも個人的にも問題があって、これ以上クリスタル・キャッスルズとして活動することができなくなりました。つまりバンドも終わりです」とあったように、多くの人が事実上の解散を嘆くこととなった。


 しかし翌年、残されたイーサンはクリスタル・キャッスルズ名義で新曲「Frail」を発表。声の主については“エディスという女の子”ということしか明かされておらず、正式なメンバーとなるのか、たまたま起用しただけなのか、すべては謎に包まれていた。そんな中、自身抜きでのクリスタル・キャッスルズ存続を知ったアリスはTwitter上で苦言を呈し、イーサンもそれに反論するなど、いささか不穏なバトルも勃発。ファンの間にも様々な憶測が広がることとなったが、2016年にエディスを迎えた初のアルバム『Amnesty(I)』が正式にリリースされた。


エディス時代:新時代の幕開け〜その先は?


 ニュー・ウェイヴ、ダンス・ミュージックなどの傾向も強いノイズ・サウンドはそのままに、過剰なほどのエフェクトのかけられたシャウトを含むヴォーカル、その声質もアリスに通ずるものがあるため、戸惑い、あるいは目新しさを感じるほどの極端な変化はない。ただ以前よりも耽美でドリーミーな印象が強く、攻撃性も少なからずそぎ落とされている。これはパフォーマンスにおいても同様かもしれない。アルコール飲料を口から噴射したり、怪我を恐れずダイブして揉みくちゃにされながら叫び続けたりと、アリスの暴れっぷりは凄まじいのだ。アメリカ・アイオワ州の小さな町で生まれたエディスもティーンのころから友人の家を渡り歩き、イーサンとはロサンゼルスのクラブで出会ったという自由奔放な女性だが、若干14、5歳にして奉仕活動をするはめになったアリスほどではないはず。全体的に物足りなさを感じる人もいるだろうが、取っつきやすくなっている節もあり、好みが分かれる部分だろう。


 とはいえイーサンが見出したこの2人、声質をはじめ根本的な部分での共通点は多い。どちらも子どものころは教会の合唱団に所属。信心深いわけではなく、アリスは「Baptism」で強制的信仰を揶揄し、エディスは「Concrete」で信仰の不確かさを皮肉っている。その根本にあるのは“権利”や“自由”の主張だ。現在、アリスは自身の辛い過去も明かしながら暴力に虐げられている人々の支援活動などを行い、エディスは『Amnesty(I)』のテーマとして女性や子どもの権利、人種差別、LGBTQI(L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダー、Q=クィア&クエスチョニング、I=インターセックス)などを挙げている。イーサンもアルバムのテーマを“抑圧からの解放”と話しており、その売上げを国際人権NGO団体に寄付。かねてから顕著だった社会的/政治的な部分はそのまま受け継がれる結果となった。


 なんであれ主要メンバーが変わったとなれば批判は付きもの。しかしエディスは「受け入れてくれるはず」とポジティブに受け止めているようだ。海外ではライブ活動こそしているものの、まだほとんどメディアには登場していない彼女。今回の単独来日公演はこれまで彼らの音楽を聴いてきた人にとっても、そうでない人にとっても、新生クリスタル・キャッスルズをその目で確かめる初めてのチャンスとなる。


 公演チケットは各プレイガイドにて発売中。


 テキスト:佐藤悠香




◎公演情報
【Crystal Castles 来日公演】
2017年5月15日(月)東京・代官山SPACE ODD
OPEN 18:30 / START 19:00
チケット:6,000円(tax in./All Standing/1Drink別)
チケット発売日:3月24日(土)10:00〜


◎来日履歴
2008年:初来日公演
2009年:音楽フェス【SUMMER SONIC 2009】
2011年:日本ツアー
2012年:音楽フェス【SUMMER SONIC 2012】


◎リリース情報
アルバム『Amnesty(I)』
2016/09/07
<CD>HSU-10094 / 2,100円(tax out.)


◎ミュージックビデオ
「Concrete」:http://youtu.be/M7zxAI3GW2o

Billboard JAPAN|Daily News 2017年3月24日 10:00:00 更新

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