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Song Review: 全米チャート上昇中!あのカニエをも唸らせる注目白人ラッパー、ポスト・マローン「ホワイト・アイバーソン」

 ポスト・マローンが、その名を世に知らしめたのは、昨年秋のこと。9月16日に開催された【ニューヨーク・ファッション・ウィーク】にて、カニエ・ウェストが披露した「フェイド」という新曲に、フィーチャリング・ア―ティストとして参加したことがキッカケで、一躍注目を浴びたのだ。


 アイズレー・ブラザーズのメンバーの甥っ子である、タイ・ダラー・サインと共に披露されたこの曲は、“ネタ使い”でも定着したカニエらしいナンバーで、モータウンのスーパースター、ザ・テンプテーションズのナンバーを下敷きした、グル―ヴィーなトラック。この曲に、ポスト・マローンが起用された理由とは…?


 ポスト・マローンは、テキサス州ダラス出身、若干20歳のラッパー。しかし、成人になったばかりとは思えない、貫禄あり過ぎるくらいの風貌に比例した、クールなラップが印象的で、ドレイクやカニエ・ウェストにも通ずる、唯一無二の泥臭さを導き出すセンスの持ち主。しかも、この黒さを醸しながら、白人系ラッパーだというから驚きだ。


 昨年7月にリリースされた、実質上のデビュー曲「ホワイト・アイバーソン」で披露した、歌とライムを絡ませる巧みな業に、カニエも唸らずにはいられなかったのだろう。その確かな実力が起用した要因のひとつでもあり、また、「フェイド」のお披露目により、ポスト・マローンの知名度も一気に広まったわけで、両者にとって最高のコラボレーションになったといえる。


 「ホワイト・アイバーソン」は、NBAで活躍したアイバーソン選手になぞらえたナンバーで、ドレイクの「ホットライン・ブリング」のような、90年代を彷彿させる重圧系の最新型のヒップホップ・チューン。タイトルにちなんだバスケットボールのシーンや、ロールスロイスを乗り回すなど、ラッパーらしさをアプローチしたビデオから火が付き、再生回数は8200万回を突破している。


 1月23日付のビルボード・シングル・チャートでは、14位まで上昇し、間もなくTOP10入りも期待できそうな動きをみせている、ポスト・マローンの「ホワイト・アイバーソン」。トラヴィス・スコットと共に、今年のラップ界を激震させる1人として、彼の名前がクレジットされることだろう。


Text: 本家 一成

Billboard JAPAN|Daily News 2016年1月14日 19:00:00 更新

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