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赤と嘘 制作現場の裏側に密着 鈴木Daichi秀行監修のレコーディング配信決行 完成曲が無料配信スタート

 4月3日にミニアルバム『あの時君になんて言えばよかったんだろう』をリリースした、鈴木Daichi秀行プロデュースのSSW 赤と嘘。5月20日にレコーディング生配信を行い、内1曲を無料配信スタートさせた。


 ミニアルバムリリースと共に開催されたワンマンライブ【あなたに会えた事で全部チャラになりました〜翔びたくて〜】にて、新たに“赤と嘘”というアーティスト名を掲げ(http://bit.ly/1DZJeCB)、ネクストステージへの扉を開いた森翼。5月30日にリリースとなる配信限定アコースティックミニアルバム『Street』の制作がスタートし、レコーディング生配信を決行。録音された楽曲が、その場でミックスを施し無料配信されるということで、森翼のファンのみならずクリエイターやエンジニアからも注目の生配信となった。


<ブレイク時のタイミングがバッチリすぎて思わず森翼が笑ってしまったテイクを使用>


 当日、鈴木Daichi秀行プライベートスタジオにて行われたレコーディングでは、まず、切ない歌詞と暖かいメロディーが特徴の、森翼“らしさ”を強調した楽曲「心ない」を録音。生配信ということもあり、持ち前の愛嬌を見せながら明るい雰囲気でレコーディングはスタートする。コントロールルームでは、リズムマシンの名機TRシリーズの現代版 Roland『TR-8』を鈴木Daichi秀行自らが操作しリアルタイムでリズムを作り上げ、ブースに入った森翼がアコースティックギターと歌を同時に録音。1発録りで行われた本レコーディングだが、チェック含めわずか3テイクでOKテイクを生み出した。その内、ブレイク時のタイミングがバッチリすぎて思わず森翼が笑ってしまったテイクが、無料配信音源に使用されている。


 テイクの確認を終え、鈴木Daichi秀行より「せっかく96Khzで撮ってるしハイレゾ版も配信します。」と視聴者へアナウンスがあると「今、ハイレゾって曲作って歌って来てよ。」と突っ込まれ、即座にブースに戻る森翼。即興で歌い始めたのは、“ヤンキーの仲間に入りたい”少年の歌。最初は「まだ様子見る」とあしらわれるのだが、次第にヤンキーは心を開いていき、最後には「仲間に入れてくれますか?」との問いかけに「おう。おまえも入れっぞ(ハイレゾ)」と、見事なギャグで落とし、即興歌唱の技術も魅せてくれた。


 そして、楽曲の軸となるリズム/アコギ/歌のトラックに、装飾が施されていく。まず、ギタリスト 理人によるオシャレで綺麗なアコギが追加され、鈴木Daichi秀行による鍵盤ハーモニカ、グロッケンと煌びやかな音色が重ねられていく。さらに、シェイカーの軽やかなリズムがドラマー 合原晋平の手によって追加された。


 その後は、鈴木Daichi秀行によるミックス作業が始まる。ものの30分程度でミックス作業を終わらせ、極上のアコースティック楽曲が完成。森翼の人間味とクオリティの高さ、日本音楽シーン最前線で活躍する編曲家 鈴木Daichi秀行の片鱗を味わう事ができる配信となった。


 この日に制作された「心ない」の音源は、mp3(http://bit.ly/1Q0cO0C)と96Khz/24bitのハイレゾ版(http://bit.ly/1HxCLSZ)が無料でダウンロード可能となっており、5月30日発売の配信限定アコースティックミニアルバム『Street』にも収録される。また、7月4日には、同ミニアルバム発売記念アコースティックワンマン【赤嘘Street】の開催も決定している。


 以下、各機材や、トラックごとのプラグインなどを一部紹介。マイクプリアンプは『Audient ASP880』を使用。『SSL MATRIX』を通して『AVID HD I/O』に入力し、『Protools HDX 11』で録音を行った。ボーカルマイクには、『Violet DESIGN Flamingo Standard』を使用し、『Cartec EQP1A(EQ)』、『RETRO INSTRUMENTS 176(コンプ)』の順でミキサーへ。アコースティックギターには、オンとオフ(ステレオ)で計マイク3本設置。オンマイクは、『Violet DESIGN Globe Standard』を使用し、『UREI 1176 rev E(コンプ)』を、オフマイクは『EARTHWORKS QTC50 STEREOペア』を使用し、『Shadow HillsDual Vandergraph(ステレオコンプ)』という機材構成だ。


 ボーカルに使用していたプラグインは、UAD-2のイコライザー『Pultec EQP-1A』、UAD-2のプリアンプ&イコライザー『Neve(R)1073』、UAD-2のコンプレサー『1176 Rev A and E』などで、コンプレッサーの重ね掛けが特徴。リズムトラックにはMcDSPのマルチバンドコンプレッサー『MC404』などを使用。アコギには、UAD-2の『API 560』が使用され、高音を少し持ち上げていた。重ねて録音されたアコギのオフマイクにBrainworxの『bx_shredspread』でワイド感を足し、グロッケンにはwavesの『dbx160』で暖かさを加えている。ディレイは『H-Delay』、リバーブは『H-Reverb』とBricasti Designの『M7』(ハード)も使用。マスターには、waves 『L3』『C4』などを使用し、最終的にはMANLEYの『STEREO VARIABLE-MU LIMITER COMPRESSOR』、『MASSIVE PASSIVE STEREO TUBE EQ』、『SLAM !』といったハード機材を通してマスタリングを行った。


 また、放送用のシステムには、オーディオインターフェイスにAUDIENT iD14を使用。こちらは来月発売予定の製品で、同配信が国内での初使用となった。


取材・テキスト・撮影:内山直也


◎無料配信「心ない」
mp3(http://bit.ly/1Q0cO0C
96Khz/24bitのハイレゾ版(http://bit.ly/1HxCLSZ


◎配信限定アコースティックミニアルバム『Street』
2015/5/30 RELEASE(予定)
収録曲:
心ない

安物のカレーパン
歩く滴
解散ライブ
この期に及んで
描く恋慕


◎ワンマンライブ【赤嘘Street】
7月4日(土)渋谷crawl
開場12時 / 開演12時30分
出演:赤と嘘

Billboard JAPAN|Daily News 2015年5月22日 16:25:00 更新

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