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遂に全米アルバムチャートを制したウィズ・カリファ、憂鬱と哀しみを描き出す3作目『Blacc Hollywood』からのメッセージに迫る

 ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のラッパー、ウィズ・カリファによる、メジャー3作目のアルバム『Blacc Hollywood』がThe Billboard 200で初登場1位をマークした(3週目現在10位)。『Rolling Papers』(2011)、『O.N.I.F.C.』(2012)とメジャーでの過去作は共に最高位2位だったので、1位奪取は彼自身にとって初の快挙となる。ブルーノ・マーズやマルーン5といったアーティストたちともボーダーレスなコラボレーションを行ってきた、スリムなファッション・リーダー。そんな彼の新作は、<hol up, hol up>のフックが耳に残る「We Dem Boyz」以降のシングル群も収めた、濃厚なアルバムだ。


 『Blacc Hollywood』のオープニングは、いきなりドラマティックで重い。自らのハード・ワークについて真剣そのもののトーンで若いリスナーに伝えるモノローグ、それに続くのは<君が大金をポケットに突っ込んでいることを願うよ。君が真新しい車を乗り回していることを願ってる。なぜなら、彼女が求めているものは愛なんかじゃないから>という抜き差しならないラップだ。独自の強烈な成功哲学をもって、「黒いハリウッド」に人々を導こうとする。荘厳で切実に響くトラックほど、貪欲に成功を求めるメッセージが乗せられる傾向にあるようで、「House In The Hills」でもそれは然り。この曲に参加した南部ラッパーのカレンシー(Curren$y)は、ヒップ・ホップ・グレイツの栄光を引き合いに掩護射撃している。


 また、ウィズ・カリファを語る上で避けて通ることの出来ないテーマが、彼の愛好するマリファナについてだ。アルバム中、至る所に登場する「KK」(そのまま楽曲タイトルにも用いられている)は「Khalifa Kush」の意で、「Khalifa Kush」や「OG Kush」は彼の特注ウィード(紙巻きマリファナ)を指している。ジャケット・アートワークにも目一杯煙をふかすポートレートが用いられているが、これらをキーワードにステータスとキャラクターを同時に伝える技も抜かりない。アルバム中盤の極めてスモーキーなトラック「Raw」や、ノイジーなシンセ・サウンドが配された「The Sleeze」は、アルバムに深い奥行きをもたらしている。


 本編のクライマックスはニッキー・ミナージュをゲストに迎えた「True Colors」だが、その直前に配置された「No Gain」も素晴らしい。切実で美しいトラックに乗せて<なあ、俺はとにかく働いたんだ。遊びじゃなかったんだよ><痛み無くして成長は無いさ>といった真っすぐなメッセージを、ウィズ・カリファは投げ掛ける。成功に伴う享楽的な人生を綴り、それでいて高揚感だけではない、へばりつくような憂鬱と哀しみを描き出す『Blacc Hollywood』は、この曲のリリックに集約されているように思える。社会を切り取るアート=ヒップ・ホップの、新たな名盤だ。


Text:小池宏和


◎リリース情報
『ブラック・ハリウッド』
2014/09/10 RELEASE
WPCR-15586 2,376円(tax in.)

Billboard JAPAN|Daily News 2014年9月15日 12:00:00 更新

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