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熊木杏里×吉田山田2マンで陰陽グラデーション描く BiSメンも感激

 唯一無二の歌声で聴き手の心を震わせ続けている熊木杏里。NHK『みんなのうた』に起用された「日々」がロングセールス中の吉田山田。この2組が5月14日 渋谷Club Asiaでツーマンライブを開催した。


<熊木杏里「え、去年ですよね? 私、去年子供生んだよね?」>


 渋谷Club Asiaで働いていたことがあり、双方のキーボーディストとしても活躍しているBU-NIが主催したこのイベント。高田リオンのオープニングアクトを経て、熊木杏里はキーボードとアコースティックギターとの3ピースで、子供がお腹にいるときに制作した「贈り物」からライブをスタート。「私、去年の9月に子供を……去年の9月? え、去年ですよね? 私、去年子供生んだよね?」と、子供をいつ生んだか分からなくなるハプニングで笑いを誘いつつも、その後は「朝日の誓い」「春の風」、そしてかつて武田鉄矢から譲り受けた名曲「私をたどる物語」等、穏やかながらもヒリヒリした緊張感、高揚感も漂うナンバーで涙を誘う。


 復帰後初インタビュー(http://bit.ly/1nQIVUl)で「やっぱり私は「暗い」と言われるテイスト。デビューアルバム『殺風景』じゃないけど、そういうアルバムが作りたいんです」「私はそこまで明るくないし、ラブソングでもない。応援ソングでもない。在ってもいいとは思うけど、もっと人間に迫った楽曲を作りたいなと思ってます」と語っていたが、その意思を垣間見せるライブであった。


<吉田山田 ?フリースタイルのポップミュージックという斬新なアプローチ>


 一方、BU-NIをはじめとする気の知れたバンドメンバーと登場した吉田山田は、のっけから明るくフルテンション。山田は感極まって客席の柵の上に登ってしまい、ファンに体を支えてもらいながら会場全体を煽り倒していき、その自由気ままで動物的なステージングに誰もが笑顔を浮かべていた。また、MCでは、吉田山田の2人もClub Asiaでバイトしていた過去を暴露。吉田はバーカウンターでお酒を作り、山田は入口でチケットやお金を受け取る担当だったそうなのだが、彼が営業中に寝てしまったせいでお客さんが……(以下省略)


 そんなライブハウスへの恩返し的な意味合いもあったライブということで、観客と「ただいま!」「おかえり!」のコール&レスポンスも。アンコールでは、即興でClub Asiaへ戻ってきた喜びをオリジナルソングにして表現。BU-NIと吉田山田の3人でフリースタイルのポップミュージックという斬新なアプローチで、観客を驚かせながら多くの笑顔を生んでいた。


<BiSのコショージメグミが来場 憧れのアーティストに感激>


 なお、このイベントには、7月8日に横浜アリーナで解散することも話題となっているアイドルグループ BiSのメンバー、コショージメグミが来場。自身が金髪になるきっかけとなった吉田山田の山田氏をはじめ、憧れのアーティストとの初対面に感激していた。その模様と写真は、熊木杏里やコショージのオフィシャルブログでも紹介されている。


取材&テキスト:平賀哲雄
撮影(熊木杏里/バックヤード):内山直也

Billboard JAPAN|Daily News 2014年5月15日 16:30:00 更新

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