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ブラック・ミュージックへ警告!? R&Bは全米No.1をとれない?

 昨年の米ビルボード・チャート“Hot 100”では、12週にわたりNo.1となり1週間のラジオ聴取者数2億2900万人を記録したロビン・シックの「ブラード・ラインズ〜今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ」より長く首位を獲得した曲はなかった。そして2013年はチャート55年の歴史において初めて、“Hot 100”でNo.1になった黒人アーティストがひとりもいない年だった。


 理由のひとつは、ラジオではあらゆるフォーマットでポップ・ミュージックがますます優勢になっていることだが、グラミー賞当日の1月26日、RapRehab.comはセバスチャン・エルコウビがポップ・カルチャー全般で黒人アーティストを軽視しているとの皮肉な解説を掲載した。同賞7部門でノミネートされながら受賞を逃したケンドリック・ラマーに対し、翌日マックルモアが“賞を強奪した”ことを謝ったというエピソードもあった。


 某R&Bのインディ・レーベル創立者は「残念ながら、あながち的外れでもない」とし、R&Bを中心とした某エージェントの社長は同業者たちの反応に「私も同じことを考えていた」とコメント。イギリスR&B業界のある重役は「ブラック・ミュージックに起こっていることについて長年抱いてきた感情や怖れを要約するとこうなるのだが、自信がなくて誰も問題提起できなかったのだ」としている。


 また、アリシア・キーズをスターダムに押し上げ、K.ミッシェルやエル・ヴァーナーを導いたMBKエンターテインメントのジェフ・ロビンソンは、キーズがデビューした2001年当時、R&Bアーティストがブレークするのは大変だったが、今はそれ以上に厳しいと嘆く。「ラジオでは同じアーティストの同じ曲を流し、トッププロデューサーでさえ新人アーティストを使いたがらず、既に確立したアーティストと仕事をすることを好む」と話す。


 ただ、ひとつ希望が持てるのは、ファレルの「ハッピー」が3月1日付で2位にランクインしており、No.1を獲得しそうな勢いであることだ。これが実現すれば、ファレルは2012年12月に「ダイヤモンズ」でトップになったリアーナ以来ぶりの黒人シンガーとなる。

Billboard JAPAN|Daily News 2014年2月26日 17:47:00 更新

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