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麻薬や犯罪美化するバラードを禁止!? メキシコのコンサート事情


アルフレド・リオス

“narco-corridos”(麻薬の売人バラード)として知られるドラッグ・バラードの追放を目指すメキシコ当局は、北部の都市チワワで開催されるコンサートのプロモーターに対し、10万ペソ(約78万円)の罰金を科した。

8月2日の当局の発表によると、銃撃、殺人、銃などを歌ったアルタード・ムーブメント(Altered Movement)といわれるジャンルの歌手“El Komander”こと、Alfredo Riosの3日のコンサートに対し罰金が科せられたようだ。

チワワの州境では近年、ドラッグがらみの暴行により何千人もの人が亡くなっており、3年ほど前にドラッグの売買や犯罪を美化する曲の抑制が決定された。

チワワ市の政府次官は、コンサート開催に先駆けプロモーターから供託金として10万ペソを没収したとしている。これは今回が初めてではなく、7月にもトゥカネス・デ・ティファナがチワワ市で同じドラッグ・バラードを歌い、主催者が9万7,000ペソを払っている。

El Komanderの歌が暴力を賛美していることは間違いなく、ある曲では「俺はツイてたぜ。弾が運転手を突き抜けて、トラックがひっくり返った。奴らはもう俺に何もできないんだ」と歌っている。
どの曲が市の規則に反したのか明示されていないが、5、6曲が犯罪行為を表現するかドラッグの売買を賛美しているという。

一方、Riosのマネージャーは、「Komanderが歌うと人々はまるで、彼がマフィアの大物が歌っているように錯覚する。年齢や結婚、根拠の十分な恐怖心などが彼を変えたのだろう。彼の曲はずいぶん変わった。今ではラジオでも聞かれ、ラブソングも出している。
彼は自分が演奏する各都市や自分の命を尊重している。我々は誰にも愚かな事をしてもらいたくないし、歌わなくなった曲も多くある」と話している。

主催者側は、供託金については有名な歌手を同市へ呼ぶ代償と考えているようだ。
ちなみに、罰金を払うわけでもないRios本人は、曲目を変更する予定はないという。

Billboard Daily News 2013年8月5日 更新

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