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PRINCE、『WELCOME 2 AMERICA』は名曲満載


PRINCE

12/17、PRINCEの『WELCOM 2 AMERICA』ツアーの2日目のコンサートでもっとも驚異的な瞬間は、ネオンの明かりも、振り付けられたダンスも、SHEILA Eのドラム・ソロもなしに訪れた。

PRINCEと彼のバック・バンドが5曲のアンコールを終えてステージを去ったあと、ニュージャージーのイースト・ラザフォードにあるアイゾッド・センターの会場の明かりがついて、普通ならもう再登場の可能性はなくなっていた。

コートを掴んで出口に向かうファンもいれば、その場にとどまってアンコールを叫んでいるファンもいた。

なんと、5分の休みのあと、プレイヤーたちは持ち場に戻り、明らかにご機嫌そうなPRINCEが観客とハイファイブをしたり、黄色いハイヒールを踏みならしたりしながらふたたびステージに上った。

「彼らは僕たちを蹴り飛ばして追い出さなきゃならなくなるだろう」とPRINCEは観客に言い、その夜最大の喝采を引き起こして4曲のフィナーレに入った。

即興のアンコールは、PRINCEがすべての観客がやってほしいと思っていたことをやって次々とクラシックな名曲が披露された素晴らしいパフォーマンスを締めくくるものだった。

オープニングは「LET’S GO CRAZY」、「DELIRIOUS」。

「1999」を一気にプレイし、「THE BEAUTIFUL ONES」ではPRINCEとバレリーナとの息を呑むようなダンスが披露された。「KISS」や「TAKE ME WITH YOU」ではファンクをたっぷり聞かせ、「PURPLE RAIN」では燃えるようなギター・ソロで会場を圧倒した。

演出もステージも凝っていたし、バックのミュージシャンも素晴らしく、SHEILA Eが「THE GLAMOROUS LIFE」でさらに盛り上げる場面もあった。 

しかし、こうしたシアトリカルな演出もPRINCEの比類なきパフォーマンスがあってこそ。
52歳にして彼はなおも見事なダンスやギター・プレイ、セクシーなまなざしなどで観客全員の視線をほしいままにしていた。

「LITTLE RED CORVETTE」の途中で彼は「スピードを落として」と命じていたが、本人は30年のキャリアを経た今もスピードを落とす気などまったくなさそうだ。

Billboard Daily News 2010年12月20日 更新

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