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ジャスティン・ビーバーの経歴は本作ナシでは語れない!隠れた名作『ジャーナルズ』(Album Review)

 デビュー・アルバム『マイ・ワールド』(2010年)から2015年11月にリリースした最新アルバム『パーパス』が、、4作連続の全米首位をマークし、発売半年後の2016年6月現在も、アルバム・チャートTOP10入りし続けるという大ヒットを記録している、ジャスティン・ビーバー。その『パーパス』発売の2年前、2013年末にリリースされた、デジタル・アルバム『ジャーナルズ』が、遂に国内独自企画盤として2016年7月22日に発売されることが決定した。


 2013年10月3日にリリースされた「ハートブレイカー」を皮切りに、“#ミュージック・マンデー”とハッシュタグを付け、毎週月曜に新曲を10週連続でリリースするという企画をスタートさせ、2013年12月23日発売のアルバム『ジャーナルズ』に繋げるという斬新なプロジェクトは、見事成功をおさめた。


 ただ、本作を聴いて「ちょっと物足りない」と思ったファンも多いだろう。これまでリリースしたアルバムや、大ヒット中の『パーパス』のような、華やかさは無いからだ。その分、本格志向の楽曲が並び、ア―ティストとしての成長が伺える内容に仕上がっている。ポップから、R&B/ヒップホップ・シーンへ、完全に移行した姿勢をチラつかせ、ジャスティン・ビーバーというアーティストの印象が変わった、という方もいるだろう。


 ゲストには、ラップ・シーンからチャンス・ザ・ラッパーやフューチャー、「アズ・ロング・アズ・ユー・ラヴ・ミー」(2012年)の共演で相性の良さをみせた、ビッグ・ショーンなど、今をトキメく人気アーティストから、リル・ウェインやR.ケリーといった、ブラック・ミュージック・シーンのベテラン勢まで参加している。彼らとのコラボも全く違和感なく、目をつぶって聴いていると、R&Bシンガーそのものの、ジャスティン見事なヴォーカル・ワークには驚かされる。


 お得意のメロウ「バッド・デイ」や「オール・バッド」などは、これまでのジャスティンらしいナンバーだが、「コンフィデント」や「バックパック」、「ホワッツ・ハットニン」といった、重低音の効いたヒップホップ感覚のタイトルで、新境地を切り開いたといえる。『パーパス』の大ヒットも、本作『ジャーナルズ』で培った経験と、アーティストとしての向上があってのもの。ジャスティンの経歴をおさらいする上でも、本作ナシでは語れないのだ。


 そして、2016年8月に待望の来日公演が決定したジャスティン・ビーバー。ライブは『パーパス』の楽曲が中心になるかと思われるが、本作『ジャーナルズ』からも、何曲かお披露目されるだろう。デラックス・エディションは、『パーパス』収録のミュージックビデオや、ドキュメンタリー映像などを収録したDVD、特製ノートブックがセットになったスペシャル・パッケージとなっている。ジャステインの来日に向けて、本作は必ずマスターしておきたい。


Text: 本家 一成


◎リリース情報
『ジャーナルズ』
ジャスティン・ビーバー
2016/7/22 RELEASE
2,376円(tax incl.)


『ジャーナルズ〜デラックス・エディション』
ジャスティン・ビーバー
2016/7/22 RELEASE
4,860円(tax incl.)

Billboard JAPAN|Daily News 2016年7月3日 21:00:00 更新

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