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2人の外国人が記録した福島第一原発事故 写真展【ある日人々が消えた街】開催

 2011年3月11日東日本大震災直後から、福島第一原発の周辺の街を撮影してきたベネズエラ人の写真家、カルロス・アイエスタと、フランス人の写真家、ギョーム・ブレッション。二人の写真展【Retrace our Stepsーある日人々が消えた街】が2016年6月24日より開催される。


 建築写真を専門分野としてパリを拠点に活躍するカルロス・アイエスタと、ドキュメンタリー撮影を専門として東京に拠点を置くギョーム・ブレッションによる取り組みは、2009年よりスタートした。そして2011年、本展のもととなる福島での原発事故を題材とした共同プロジェクトに着手した。“no man’s land−無人地帯”となってしまった地域に幾度となく足を運んで撮影をする中で、この事故がもたらした終わりの見えない状況をリアルに伝えようと、独自の方法で表現を重ねた結果、ドキュメンタリーとアートを融合させた作品シリーズ「光影」「悪夢」「不穏な自然」「パックショット」「回顧」が誕生。この作品群は第5回【SOPHOT.comコンテスト】で表彰され、英国のコンテスト【Environmental Photographer of the Year】およびヨーロッパの5つの出版社が開催しているコンテスト【European Publishers Award for Photography】のファイナリストとして名を連ねている。


 これら5つのシリーズから構成される本展では、想像を超えた放射能の恐怖や無人化した村落、自然の猛威等を写したドキュメンタリー写真を体感することができるほか、それらがイマジナリーなアートに昇華する経緯や過程、作家が避難民との協働制作に至った背景なども見る者に想像させるような展示となっている。あの事故から5年以上の歳月が経過した今、「僕たちの目的は、福島第一原発事故によって周辺地域に起きた影響を、つぶさに記録することだった」と語る二人が、改めてさまざまな思いを投げかける。




(C) Carlos Ayesta+Guillaume Bression




◎写真展【Retrace our Stepsーある日人々が消えた街】
2016年6月24日(金)〜7月24日(日)12:00〜20:00 (入場無料・無休)
シャネル・ネクサス・ホール(中央区銀座3-5-3シャネル銀座ビルディング4F)
参加作家:カルロス アイエスタ、ギョーム ブレッション
「光影」ある日80,000人が消えた街に残されたものとは
「悪夢」無味無臭で目にも見えない放射線という脅威との共存
「不穏な自然」時の経過とともに建物をも覆い尽くしていくもの
「パックショット」現代のポンペイの遺物とでも言うべき取り残された品々
「回顧」我が家に帰ることへの思い
主催:シャネル株式会社

Billboard JAPAN|Daily News 2016年6月6日 18:27:00 更新

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