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時代を超えて普遍的な響きを保ち続けたジュリエット・グレコからの“メルシー”(Album Review)

 ミュージシャンも高齢化してくると、引き際を考えるようになるという。最近では現役のまま若くして亡くなることも多いし、早々に限界を感じて裏方や別事業に転じる例も多数ある。昨年の春に引退を表明したジュリエット・グレコは、そういった意味では理想的な歌手生命の終わり方をしたのかもしれない。90歳を目前にしながらも現役のシャンソン歌手として活動し、2013年には『ジャック・ブレルを歌う』なんていう傑作まで作り上げた。同時代のレジェンドたちが次々と鬼籍に入っているにもかかわらず、彼女は年輪を武器にして今も光り輝いている。


 そんなフランスの至宝が、最後にその道程を振り返った作品がこの『メルシー』で、CD2枚に代表作がぎっしりと収められている。いちばん古いものだと1951年に録音した「私は私」。ジャック・プレヴェールが作詞し、ジョセフ・コスマが作曲したこの名曲は、今聴いても古びた感じはしない。このように、グレコが時代を超えて普遍的な響きを保っていられるというのは、彼女の才能だといえる。また、ソングライターに恵まれていたのも大きいだろう。ジャック・ブレルを筆頭に、シャルル・アズナブール、レオ・フェレ、ボリス・ヴィアン、シャルル・トレネ、そしてセルジュ・ゲンスブールと、いずれも音楽だけでなくフランスのアートやカルチャーを牽引してきた才能ばかり。彼らの言葉やメロディがグレコの歌声によって表現されることで、名曲となっていったのだ。


 そして、この名曲揃いの2枚組ベストのハイライトともいえるのが、ラストに収められた新曲「メルシー」。ピアノとアコーディオンをバックに、ゆっくりとリスナーに語りかけるように歌ってくれるのだ。詩や風や命などすべてのものに感謝するというメッセージ・ソングは、彼女が歌うからこそ深く染みる。“アデュー(さよなら)”ではなく、“メルシー(ありがとう)”というところが、稀代のストーリーテラーであるジュリエット・グレコの幕切れにふさわしい。


Text: 栗本斉


◎リリース情報
『メルシー』
ジュリエット・グレコ
2016/02/24 RELEASE
4,104円(tax incl.)

Billboard JAPAN|Daily News 2016年3月23日 12:20:00 更新

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