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アルゼンチンの女性SSWメリー・ムルーアが奏でる牧歌的ながら洗練された音世界(Album Review)

 虫の声が響く森のなかから、ギターの爪弾きに続いて清冽な歌声が聞こえてくる。メリー・ムルーアのアルバム『acacia』は、まるで70年代のアシッド・フォークの名盤のようだが、本作はまごうことなき21世紀に作られた最新の作品だ。ここまでのピースフルな空気感は、真似しようとしても簡単にできるものではない。アルゼンチン産ならではのマジックでもあり、彼女の音楽性が唯一無二であることを物語っている。


 メリー・ムルーアは、アルゼンチン第二の都市コルドバを拠点に活動するシンガー・ソングライターであり、伝統的なフォルクローレに根付いた歌の世界を自己流に表現するコンテンポラリーな歌い手だ。2013年に録音されたこのアルバムは、自身が過ごしてきた丘にあるアカシアの森に録音機材を落ち込み、フィールド・レコーディングという手法で記録された。彼女のバックを務めるのは、タンゴからフォルクローレまで様々な要素を取り入れたジャズを演奏するギタリスト、オラシオ・ブルゴス。彼が率いるベースとパーカッションのトリオで必要最小限のアレンジを施し、メリーのヴォーカルを美しく引き立てることに注力している。時にはジャジーに響いたり、リズムが躍動したりすることもあるが、主張が強くなるわけでないし静謐な印象も変わらない。


 ここでは彼女自身の楽曲だけでなく、アタウアルパ・ユパンキの「エル・アリエロ」やエドゥアルド・ファルーの「ラス・ゴロンドリナス」といったアルゼンチン・フォルクローレの定番曲もセレクト。しかし、まったく違和感なく統一した世界を作り上げているのが見事だ。なによりも、バックに聞こえる木々のざわめきや鳥の声といった自然音が、アレンジと一体となっていることに驚かされる。フィールド録音の最良の形といっても過言ではない。牧歌的ながら洗練された彼女の音楽は、せわしない我々の時間の流れを少しゆったりとしたペースに変えてくれることだろう。


Text: 栗本斉


◎リリース情報
『acacia』
メリー・ムルーア
2015/12/25 RELEASE
2,440円(tax incl.)

Billboard JAPAN|Daily News 2016年3月22日 14:15:00 更新

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