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アダム・ランバート来日インタビュー! 最新作『オリジナル・ハイ』、マックス・マーティン&シェルバック、そして自身の成長について語る

 人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』からデビュー、その後、伝説的バンド、クイーンのボーカルへの大抜擢を経て、2015年には最新アルバム『オリジナル・ハイ』で成長した姿を見せたアダム・ランバート。現在、約3年ぶりのソロ・ジャパン・ツアーの真っ只中でもある彼に今回、Billboard JAPANがインタビューを行った。


 ショウ全体が彼の異なるパーソナリティとリンクしているという【『オリジナル・ハイ』ツアー】のステージは、その鮮やかなビジュアルも含めて、まさに充実のエンターテイメント・ライブ。ファンはもちろん、USの最新エンタメ・ショウの底力を知るためにも必見のステージだ(東京追加公演は1月15日、16日に開催)。USエンタメ界の最前線に立つ彼の言葉をぜひ読んでみて欲しい。


◎【『オリジナル・ハイ』ツアー】について


アダム:(筆者の持っていたPCケースを見て)それいいね!


−−ありがとうございます。インタビューではPCは使わないのですが、何となく手元にあると落ち着くので。逆にアダムさんは「ツアー中でも、これがあると落ち着く」というような物はありますか?


アダム:携帯電話だよ。もう、外科手術して腕にくっつけておけ!っていうくらい中毒なんだ(笑)。


−−(笑)


アダム:本当にそれ一つで色んなことが出来ちゃうからね。仕事も出来ちゃうし、ゲームも出来るし。


−−OK(笑)。年明けの中国から【『オリジナル・ハイ』ツアー】が始まってると思うんですけど、向こうでのライブはいががでしたか?


アダム:中国はいわゆるウォーム・アップっていう感じだったんだけど、実は今回のツアーは準備に全然時間が掛けられなくて。僕はすごく野心的だから、いつも「あれもやりたい、これもやりたい」っていう感じになってしまうんだけど、今回はクリスマスから新年に掛けての時期と被ってしまって、なかなか時間が取れなかったんだ。でも、今回、一緒にやってるチームの人達が本当に頑張ってくれて、そのおかげでちゃんと形になったよ。そのことが僕自身すごく誇らしいよ。


 中国では、まず北京でやって、次に上海のアリーナでやって、そこでようやく調子が出てきたって感じかな。ショウ全体が3つのパートに分かれていて、それぞれが僕の違うパーソナリティを表しているんだ。


−−それぞれどういったパーソナリティですか?


アダム:第1セクションは、どちらかと言えばダークな、ちょっと怒りや緊張感もあって、誰でも内に抱えてしまうような悩みとかを表している。で、第2セクションは、ハートとか繊細な部分、人間関係や愛について。で、第3セクションは、僕の愚かでふざけた部分もさらけ出した、楽しいパーティの部分だね(笑)。


 僕のショウって、そもそもそういう形になると思うんだ。そういう強い部分や怒ってる部分がありつつも、楽しむことを知っている自分も見せられるという形に。だから今回のショウは良い仕上がりになったなって感じるね。それぞれのセクションで視覚的な見せ方も変えるから、そこも楽しんで貰えるんじゃないかな。


◎新作アルバム、マックス・マーティン&シェルバック、自身の成長について


−−いくつもの側面、という意味だと、新作『オリジナル・ハイ』も、あなたの今までの作品とは異なる側面が出た作品になってますよね。ダークで、落ち着いたトーンの作品というか。


アダム:そうだね。ボーカルの点においても、これまでのアルバムでは大々的に歌い上げるアグレッシブな表現が多かったしね。今回は自分の人格の部分はもちろんなんだけど、ボーカリストとしても、これまでと違う面を出したいなと思ったんだ。もうちょっと親密感があって、リスナーを引き込むような感じで、聴いている側に、個人的に隣で歌っているように感じて楽しんで貰えるような。隣で歌っているのに大きな声で歌うやつはいないでしょう?


 あとはやっぱり心の問題。今回のアルバムのコンセプトとして、内面的なものを歌った歌詞も多かったから、それが歌の解釈にも現れたんじゃないかな。


−−なるほど。


アダム:あと『アメリカン・アイドル』でシーンに登場してから6年ということで、人間的にもそうだけど、音楽においても、当時を振り返ると「自分はこの声でこんなに出来るんだ!」っていうことを証明したいっていう思いがすごく強かったように思う。もちろん、今でもそういう思いはあるんだけど、そこまでひけらかそうって感じじゃなくて、あくまで”曲”の持っている感情を主役に、音のプロダクションをムード作りに使って、より微妙な表現に歌手として専念できるようになったかな。それは自分にとってはすごく良いことで、あとは、そういう方向に引っ張っていってくれた(プロデューサーの)マックス・マーティンの影響も大きかったと思う。こういうトーンとかアプローチで新しいものを見せていこう、という風になったのは、マックスのおかげでもあるね。


−−マックス・マーティンは、本当に世界的なプロデューサーであると同時に、あまり自らが表に立つタイプの人ではないですよね。


アダム:そうだね。それが彼らの良いところだと思う。セレブ志向じゃなくて、本当に音楽を作ることだけを考えていて、アーティストの力になろうとしている。自身が有名になることは、彼の目指すところではないんだ。逆に、エゴに突き動かされているような人だったら、僕は無理だったと思う。本当に音楽への愛情だけでやっているひと。それと大好きに作った音楽をどうすればたくさんの人とコネクトできて聴いて貰えるか、彼は知っているんだよね。それがプロデューサーとしての彼の優れたところだと思う。


 たしかにあまり人前には出ない人だけど、だからと言ってすごくシャイかと言ったらそうではなくて、本当に普通の、本当に落ち着いた人で。ユーモアのセンスもあるし、少し皮肉なところもあるし(笑)、家族に会ったこともあるけど本当に素敵な人なんだ。(もう一人のプロデューサーである)シェルバックも同じで、有名なプロデューサーなんだけどあまりあちこちに顔を出して来ない。でも会ってみるとすごく才能のある人で、そういう部分が共通しているね。


−−聞きたいことは尽きませんが、最後に、いま進めているプロジェクトや今後の計画があったら教えて下さい。


アダム:今はこのツアーで手一杯で、向こう6か月はこの世界ツアーを続けて行って、夏になると今度はクイーンでフェスとかに出るよ。それが終わったら今年後半はお休み!…(と言ってマネージャーを見る)


マネージャー:(笑いながら首を横に振る)


アダム:(爆笑)。休ませてくれないみたい(笑)。


−−クリエイティブになるために休む時間が必要な時もありますよね(笑)。


アダム:そうだよね。きっと彼女(マネージャー)も分かってくれていると思うよ(笑)。でも本当に、進化して新しいアートを作るためには、次から次からへっていうわけではなくて、学ぶ時間とか振り返る時間が必要だと僕も思ってるよ。


◎ジャパン・ツアー情報
<東京公演>
2016年1月15日(金)・1月16日(土) 東京・EXシアター六本木
チケット:8,500(アリーナ:スタンディング・入場整理番号付、スタンド:座席指定/税込)
お問い合わせ:ウドー音楽事務所 03-3402-5999 (http://udo.jp/


※仙台、広島、大阪、名古屋公演は終了


詳細:http://udo.jp/Artists/AdamLambert/index.html

Billboard JAPAN|Daily News 2016年1月14日 12:30:00 更新

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