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長渕剛 伝説の富士山オールナイトライブで叫んだ歌と言葉たち 太陽に向かって「みんなを幸せにしてくれぇぇぇ!!!」

 2004年8月21日 7万5千人のファンが集結した桜島オールナイトライブ。あの伝説から11年、2015年8月22日夜9時〜23日朝6時半にわたって【長渕剛 10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓】が開催された。


<富士山に劣らないインパクトを本気で追求したと思われるステージ>


 眼前に広がる富士山の麓で10万人規模のオールナイトライヴを敢行する。今から1年前の記者会見(http://bit.ly/1vUEAFt)で発表されたときから、このイベントは国内最大規模となる前代未聞のセンセーションとして注目を集めていたが、実際に現場を体感した身からすると同公演はあらゆる想像を遥かに凌ぐ、この1年間「こんなライブになるんじゃないか、あんなライブになるんじゃないか」とファンの間で飛び交った予測を超える、世界の音楽シーンで観ても類を見ない衝撃的な内容だった。


 写真を見てもらえば分かると思うが、自然が生んだ芸術作品である富士山に対し、それに劣らないインパクトを本気で追求したと思われるこのステージ。写真で見るとファンタジーだし、合成写真と疑う人もいるかもしれないが、このメカ富士山とも解釈できる怪物はこの世のものとは思えない存在感でもって、実際にそこに聳え立っていた。どんなファンタジーも本気を出せば現実化できる、というチャレンジをチーム長渕剛は未だかつてない規模のエンターテインメントに昇華してみせた。


 そんな現実離れした空間に集いし長渕ファンたちは、開演前から膨大な店舗数のフードエリアで酒を呑み、飯を喰らい、巨大なスクリーンから流れてくるカラオケ映像に合わせて歌い、ギターを奏でる者の周りに集って歌い(同公演は通常のクロークは用意されていなかったのだが、ギタークロークだけはしっかり用意されていた)、それを何時間にもわたって繰り返しながら、長渕剛の登場を待ち侘びた。


<「10万の拳をニッポンの空へ突き上げろぉぉぉぉぉお!!!!!」>


 開演予定時間の21時が近づくと、オープニングアクトとして本格的な花火がいくつも打ち上がり、日本の象徴である富士山の麓に華麗なる和太鼓の音が鳴り響き、本物の炎を掲げた神輿たちが巨大な会場を行き交う。そして客席では無数の日本国旗が風に吹かれている、という否応なしに「ここは日本である」「我々はこの日本で生まれ育った」ということを再認識させる光景が広がっていた。そして、その様子を空撮していると思われたヘリコプターが低空飛行で頭上を旋回し始め、ホバリング(停止飛行)すると数万人の観客が察知する。「今宵、長渕剛はあのヘリから登場する」


 他の野外フェスや野外コンサートならまずそんな想像はしないが、長渕剛のファンは「あの人ならヘリはある」と理解できる人種である。ヘリに向かって「剛! 剛!」と叫び続けると、実際に長渕はヘリからギターを抱きかかえながら登場。その規格外の演出に咆哮と笑い声が飛び交い、そんな長渕チルドレンとも言える無数のファンの前、彼が開口一番に放ったフレーズは「オォォ! ジャパーン!!!!!!!」おそらくここにいる多くの者が1曲目に求めていたであろう「JAPAN」が披露され、我々は早々に目玉を真っ赤にさせながら「オイ! オイ!」と拳を振り上げる。


 「10万の拳をニッポンの空へ突き上げろぉぉぉぉぉお!!!!!」ちなみにこの「オイ! オイ!」と拳を振り上げるアクション。我々は開演から終演までの約9時間半、休憩時間やじっくり聴かせるバラード曲の時間以外は、延々と繰り返すことになる。本来4,5分で終わる曲であっても「オイ! オイ!」と拳を振り上げさせる為に10分ほど演奏は続くという、富士山の姿を拝ませて頂く前に、地平線の向こうから太陽を引きずり出す前に、まずは長渕剛との命懸けの戦いを乗り越えなければならないというサバイバル。


 端から冷静に見れば馬鹿げた話かもしれないが、ファンの多くもまた長渕同様に伝説を残す為に富士山の麓に集結しているのである。「本気で行くぞ、本気で! 本気で来いやぁぁぁぁあ!」と煽られれば、腕の関節に違和感を覚えるようになっても、喉元から血の味がしてきても、それでも「オイ! オイ!」と拳を振り上げ、さらに「よう来たなぁ!!!!」「俺とみんなで最高の伝説を作ろうぜぇ!!!! エブリバディセーイ……ヨー! ヨー! ヨー!」とシャウトされれば、それに呼応したいと思う人間がここにはゴマンといる。


<「それでも、それでもさ、俺たち、生きてて良かったって!」>


 そうして肉体を酷使することで解放された心、魂に叩きつけられる歌と言葉たちは幾度となくこちらの涙を誘った。第一部で言えば「裸足のまんまで笑われても 裸足のまんまで立たされても 裸足のまんまで責められても 俺は俺を信じてやる〜♪」とみんなで歌った後の「そうやって信じてきたんだよな? 俺は君を信じて、君は俺を信じて、そうやって生きてきたんだよね〜。裸足のまんまで行くぞぉぉぉぉぉ!!!!」


 名曲「勇次」の長い長いアウトロでの「人に裏切られてきた! 人を信じちゃ足をすくわれてさ! 利用されてさ! 潰されそうになってさ! それでも、それでも、それでも、それでも! 俺たちが決して失われなかったのは、勇次が教えてくれたものはさ! この歌が伝えてくれたものはさ! 信頼! 信じる心!」「おまえたちがいるから、今俺は生きてるよ! 苦しみなんて何ともないよ。おまえたちの為に生きるよ! 俺とお前たちが作ってきたもの! それは、信頼! おまえも泣いた! 俺も泣いた! 泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、泣き倒して、また泣いて! 訳も分からねぇ輩に傷つけられて! 騙されて! 裏切られて! それでも生きた。それでも生きた。それでも生きてこれたのは、俺とおまえたちの中に生きているこの勇次がいるからだぁ!! あの日から、あの時から、俺は勇次の顔がみんなの顔になった! みんなの心に勇次が宿った! おまえたちの心に脈々と生きていた! 生きててよかったよ〜。生きたくても、生きたくても、生きれなかった人間たちがゴマンといる中で! それでも、それでもさ、俺たち、生きてて良かったって! 生きてて良かったんだって!」という終わらない叫び。長渕は泣いていた。


<「自分の父、母、姉、兄弟が好きなんだ。だからこの日の丸が好きなんだ」>


 また、第二部(0:30〜)では、般若、輪入道、Maicoと共に超大作「家族」をベースにして社会へのメッセージを届ける場面も。家族を愛する=その家族が暮らす日本を愛する。それを大前提に置いた上で反戦のフレーズを次々へと畳み掛けていく。また「カモメ」なる楽曲では「止めてくれ 原発を 止めてくれ 今すぐ 母親から子供を引き裂き 子供から母親を裂く 乳房をくわえる赤子の 瞳をどうやって僕は見つめればいいの」と真剣な表情で熱唱。日本を愛する長渕剛だからこそ歌うことが出来るメッセージを、我々は固唾を飲んで聴き入る。そして第二部の終盤では、伝説の桜島オールナイトライブ以降のライブアンセムとなっている、延々と右へ左へ両腕を振り続け、魂の歌を叫び続ける「桜島」に命を燃やした。


 続く第三部(02:55)では、海外の凄腕ミュージシャンたちも参加したバンド編成のアクトから一転、弾き語りやピアノと歌だけのシンプルな編成で「乾杯」「CLOSE YOUR EYES」「シェリー」等の名曲たちをシンガロング。さらには「しかしこんだけたくさんの日本の国旗が綺麗に揺れる姿っていうのは、本当に素晴らしいよ。右も左も何にも関係ねぇもん。好きなんだ、この国が。自分の父、母、姉、兄弟が好きなんだ。だからこの日の丸が好きなんだよ、ただそれだけのことだ」そう語ると、ドラマ『とんぼ』で主役の小川英二を演じていた時代を振り返り(「ツネ、命……大事にしろよ」等の名ゼリフも再現!)、その頃から長渕剛のサポート、プロデュースも手掛けていた盟友 笛吹利明を呼び込む。


 そして「いつの間にか大好きな母が亡くなり、そして本当に大好きだった親父も亡くなり、なんかね、母が亡くなったときはね、自分の体の半分が消えてしまった気がしたんだよな。そしてね、父が亡くなったときは本当にもう半分が無くなった気がしたよ。亡くなってから初めていろんなことに気付くんだよぁ……」と、今は亡き親に向けて「鶴になった父ちゃん」を笛吹利明と披露する。「大切な人と もう二度と会えなくなったけど これ以上もう泣くのは止めちまおう この世で一番俺を愛してくれたから ずっとずっと俺の心に住みついているから♪」その切ないほどに止め処ない家族愛、人間愛に溢れた歌と音は涙を誘う。


 更には「死んじまいたぁぁぁぁいほどのぉぉぉぉぉお! 苦しみ、悲しみ……」と、先の「とんぼ」の最強のカップリング曲としても有名な大名曲「STAY DREAM」をピアノと共に歌い出し、深夜4時前に「くよくよするなよ あきらめないで Just like a boy〜STAY STAY DREAM♪」の大合唱。そしてバンド&コーラスの壮大で劇的なアウトロまで入れて計16分30秒に及ぶ富士山麓仕様の「STAY DREAM」の最後、長渕は「夢を諦めんなよぉぉぉぉぉぉぉお! ステイドリィィィィィィィム!!!!!」と全身全霊のシャウトで告げ、「30分後来るよ! もう一回!」とステージを後にした。


<「みんなの想いがひとつになって、本当に富士の女神が微笑んだぜ」>


 ここまでで7時間(花火や和太鼓などの始まりからカウントすると7時間半)。ようやくオールナイトライヴは最終章の第四部へ。さすがに誰もが疲労困憊、満身創痍。周りを見渡すと持参したブルーシートやチェアーの上で寝ている者たちも少なくなかった。無理もない。単純に朝方の4時過ぎということもあるし、ここまで7時間にも渡ってほとんどの時間を共に歌い叫び、拳を振り上げ、幾度となく泣いて、感情を溢れさせながら、正しく全身全霊で戦い続けていたのだ。しかし屈強なファンはそれでも立ち上がる。再び長渕がステージに舞い戻り「明日をくだせえ」を歌い出せば、残った気力の全てを奮い立たせてまた共に「オイ! オイ!」と拳を空へと突き上げる。


 その空が明るくなってきた頃、いよいよ最後の戦い。富士の裾野から太陽を引きずり出す為の「富士の国」(桜島オールナイトライブでは「Captain of the ship」だった)がスタート。「引きずり出すぞぉぉぉ! みんなぁ! ありったけの声を出せぇぇぇぇえ!!!!」ドラマーが泣きながら命のビートを刻み、我々もこれが最後の戦いと察して命の叫び「オイ! オイ!」を響かせ、国旗をたなびかせ、そして眼前に聳え立つ富士山とその裾野の向こう側にいる太陽に向かって「国旗が生まれた 日本の頂(テッペン)に陽よ昇れ! 霊峰富士の国の頂(テッペン)に俺たちは生まれてきたんだ 国旗がたなびく 日本の頂(テッペン)に陽よ昇れ! 霊峰富士の国の頂(テッペン)に俺たちは生まれてきたんだ」と、生まれ育ったこの国の象徴の麓でいつまでも歌い叫び続ける。


 その最中、長渕はスクリーンに映し出されていた太陽を「LEDを消してくれよ! 要らねぇよ、こんな偽者は! 俺は本物の太陽を見たいんじゃぁぁぁ!!!」と消すように指示。しかし本物の太陽はなかなか姿を現さず、さすがに心折れて拳を下ろす者たちも出てきた瞬間「俺たちの声はもうすぐ届くぞ。本当に届くんだぞ!」と長渕。その声を受け、もうここでぶっ倒れても構わない覚悟で「出てこい! 太陽!!」「俺の太陽、いいかげん出てこーい!!」等と叫びながら我々は再び拳を高く突き上げていくと、同曲の開始から約16分、ようやく富士の裾野から太陽は姿を現し、ふもとっぱら一面に一直線の光が突き刺さり、その瞬間を待ち侘び続けた者たちの目からは涙が溢れ出す。「陽が昇ったぁ!!!」


 しかし曲は終わらない。長渕は愛するファンたちと引きずり出した太陽に向かって「争いのない国にしてくれぇぇ!!!」「俺たちを! 俺たちを! みんなを幸せにしてくれぇぇぇ!!!」と本気で叫び。そして我々には「日本の頂(テッペン)に陽が昇りましたぁぁ! 霊峰富士の国の頂(テッペン)に俺たちは生まれてきたんだぁぁ! 国旗がたなびく日本の頂(テッペン)に陽が昇ったぁぁぁ!」と告げ、「聞こえるかぁ!? エブリバディセイ ワァァァ!!!!」と魂の叫び「ワァァァ!!!!」のコール&レスポンスを繰り広げ、もう一度太陽を睨みつけて「幸せにしてくれぇぇぇぇ!!」と叫ぶと、同曲の開始から約25分の時点ですべての音が止まった。


 「風の音が聞こえる。日本の国旗が綺麗に揺れてる。みんなの想いがひとつになって、本当に富士の女神が微笑んだぜ。俺たちが本当に、本当に想いをひとつにしたら、子供たちに、子供たちに幸せで立派な、幸せで立派な国が出来るぞぉぉぉぉぉぉ!」そして曲は再開し、同時に我々の叫びも再び響き渡り、長渕は「生きて 生きて 生きて 生きまくれぇぇ!!!」と「Captain of the ship」の名フレーズまで叫び出す。


<トータル約30分に及んだ「富士の国」で終わりではなかった>


 そんな「伝説」と確信できた10万人オールナイトライヴのクライマックス……と思っていたら、ライブはまだ終わりではなかった。トータル約30分にも及んだ「富士の国」の後、「行くぞぉぉぉぉ!!!!!」と疾走感溢れる爽快なピアノの音色と共に「明日へ向かって」がスタート。更には「SUCCESS」、そして「明日へ続く道」と、最後の戦い(と思い込んでいた)の後にまさかのもう3曲。この空間で最強な存在は富士山でもなければ、太陽でもなく、終演予定時間の朝6時を過ぎても全身全霊で歌い続ける長渕剛であった。また、「明日へ向かって!」と共に歌い叫び、拳を振り上げるファンたちもキング・オブ・オーディエンスである。正しく「例え突っ伏し倒れても 何度でも立ち上がってやれ!」の精神。


 そして、幾つもの歌と言葉を我々の魂に刻みつけた長渕剛が、この長く険しい、でも互いの絆や生命の実感、そして未来への希望を見出させてくれたライブの最後に放った言葉は……「これからもまだまだぁぁぁぁぁ! 行くぞぉぉぉぉぉぉ! 行くぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」と「ニッポン万歳! ニッポンバンザーイ!!!!!!」


 この国の未来に夢が見れなくなってきた時代に、今まで誰ひとり実現してこなかった【10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓】という特大スケールのセンセーションと、ここに記した歌と言葉たちを叩きつけてくれたことには、この国の未来に夢を見続けたい者としては心から感謝したい。そして「これからもまだまだぁぁぁぁぁ! 行くぞぉぉぉぉぉぉ! 行くぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」という言葉を信じ、長渕剛のこの先の人生にも注目していこう。長渕は「おまえたちがいるから、今俺は生きてるよ!」と言ってくれたが、我々もまた「長渕剛がいるから、今生きてる!」のだから。

取材&テキスト:平賀哲雄


◎ライブ【長渕剛 10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓】
08月22日(土)23日(日)静岡県富士宮市ふもとっぱら セットリスト:
第一部
01.JAPAN
02.GO STRAIGHT
03.SHA-LA-LA
04.ひまわり
05.GOOD-BYE青春
06.愛してるのに
07.くそったれの人生
08.裸足のまんまで
09.かましたれ!
10.夏祭り
11.パークハウス 701 in 1985
12.THANK YOU WOMAN
13.泣いてチンピラ
14.勇次
第二部
15.とんぼ
16.親知らず
17.三羽ガラス
18.てぃんさぐぬ花(Maico)
19.家族(feat.般若&輪入道&Maico)
20.SUPER STAR
21.蝉
22.カモメ
23.ひとつ
24.しあわせになろうよ
25.女よ、ごめん
26.ファイティングポーズ
27.東京青春朝焼物語
28.桜島
29.巡恋歌
第三部
29.絆-KIZUNA-
30.LONG LONG TIME AGO
31.乾杯
32.CLOSE YOUR EYES
33.シェリー
34.鶴になった父ちゃん
35.STAY DREAM
第四部
36.明日をくだせえ
37.青春
38.しゃぼん玉
39.Myself
40.ライセンス
41.富士の国
42.明日へ向かって
43.SUCCESS
44.明日へ続く道

Billboard JAPAN|Daily News 2015年8月29日 15:18:00 更新

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