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LUI FRONTiC 赤羽JAPAN×ぽわん“イバショナイ”シーンの幕開け「最後はセカオワさん、呼びません?」

 元BiSプールイ率いるLUI FRONTiC 赤羽JAPAN、ガールズポップバンドシーンの異端児(ドラマーは女装家)として暗躍中のぽわん。この2組が6月16日 渋谷TSUTAYA O-Crestにて【LUI FRONTiC 赤羽JAPAN×ぽわん共同企画 SEKAI NO SUKIMA〜イバショナイ vol.1〜】を開催した。


<「対バンしたいガールズバンドがあんまりいない」「弱者の逆襲」>


 この共同企画イベントは、「「最近、ガールズバンドが面白いぞ」みたいな感じになってるけど、正直言って対バンしたいガールズバンドがあんまりいなくって。面白いと思ってなくって。なんでみんなが「面白い」って言ってるのかあんまり分からないんですよ。「だったら自分たちで居場所を作ろう」って話してて」(メイビーモエ(vo,g)/ぽわん)「“弱者の逆襲”です。オタクの人は立場的に堂々と出来なかったりするだろうから(笑)、そういう人たちと一緒にウチらが居場所が無いなりにこの感じを盛り上げていって、反逆して、みんなの元気に繋げられたらなって」(プールイ(vo)/LUI FRONTiC 赤羽JAPAN)そんな想いから2組がタッグを組んで敢行。


<「みんなで、今日、居場所作っていこうぜぇぇぇぇ!」>


 その【SEKAI NO SUKIMA〜イバショナイ vol.1】の幕開けを飾ったぽわんは、ド頭から女装ドラマー(舘 松子莉)やビキニ姿のキーボーディスト(ファズミサキ)が客席へ飛び込んでくる必殺チューン「シャンパンチラリズム」を投下。いつもは胸の谷間で男を誘惑する女どもへのアンチテーゼとして披露しているが、この日は「居場所! 欲しい! 居場所! 欲しい!」と37歳の女装したおじさんである松子莉が叫び続けると、最初は笑って観ていたのに何故だかだんだん泣けてくるという、そしてオーディエンスも共に「居場所! 欲しい! 居場所! 欲しい!」と叫びまくるという、妙に感動的な光景を生んでみせる。「みんなで、今日、居場所作っていこうぜぇぇぇぇ!」


 また、終盤には、ぽわんは本来であればギタリストを加入させる予定だったのだが、家庭の都合で直前に断念することになったメンバーがいたことを話し、その幻のメンバーと作った「マイナーガール」(7/8リリースの新ミニアルバム『ボーイ・ミーツ・マイナーガール』収録)をテンペスト竹内(LUI FRONTiC 赤羽JAPAN/g)と披露する場面も。先日はSEKAI NO OWARIとの対バンも果たしたぽわんだが、笑えるセンセーションと泣かせるエモーションで今後さらに注目を集めていきそうだ。


<今にも泣き出しそうな歌声とエモーションを同調させていく>


 一方、このイベントの最初の発案者であり、発起人であるプールイ率いるLUI FRONTiC 赤羽JAPANのライブは、「モエちゃんより……かわいいって言わないと……呪うぞぉぉぉぉー!」と煽りながらぽわんの「かわいいっていわないと呪う」を歌い出すという、使えるネタなら友達のお株でも奪っていく、お得意のなりふり構わないパフォーマンスからスタート。また、こちらもぽわんのメンバーをひとり招いてのセッションを敢行、以前よりプールイも熱望していたキーボードを入れてのアクトがファズミサキによって実現する。その楽曲は、プールイのパーソナルな面も生々しく反映したと想像されるバラード「どうして」で、バンドメンバーも、観客も、その今にも泣き出しそうな歌声とエモーションを同調させていく。


 そして、終盤には、8月12日にメジャー2ndシングル『ワンダーループ』をリリースすると発表。「出会いと別れを繰り返すじゃん、人って。そういうのをテーマにした曲」とのことで、6月27日 名古屋でのワンマンライブで初披露するそうだ。また、10月2日には、恵比寿LIQUIDROOMでもワンマンライブを開催するのだが、その公演に向けてみんなと一緒に育てていきたいという新曲「WALK THIS WAY」、さらには「Dear」「リプミー」といったキラーチューンも畳み掛け、会場をひとつにしてみせた。


<真っ赤な全身タイツ姿で物販コーナーに登場>


 イベントの最後には、LUI FRONTiC 赤羽JAPAN×ぽわんの全メンバー揃い踏みで【SEKAI NO SUKIMA〜イバショナイ vol.1】の為に制作した新曲「イバショナイ」(作詞:プールイ&メイビーモエ 作曲:テンペスト竹内)をお届け。音楽シーンに居場所がないと云う2組が、シンガロングよろしくのオーセンティックなポップミュージックを最後に敢えて披露する。それは、イバショナイ人たちの居場所を創りたいという、37歳の女装したおじさんが叫んでいた言葉と同様の願いそのもの。


 なお、終演後には、事前に行われた「ぽわんVSルイフロガチンコ3本勝負」(動画も公開中 http://bit.ly/1H54vvs)で敗北を喫したぽわんの面々が、真っ赤な全身タイツ姿で物販コーナーに登場。少し遠くから観客の皆さんに写真を撮られ続ける、20代成人女性からしたらなかなかの辱めを受けていた。


<“イバショナイ”シーンはどれだけの旋風を巻き起こせるのか>


 そんな最後の最後までまでしっかり楽しませてくれた【SEKAI NO SUKIMA〜イバショナイ vol.1】。グランドフィナーレ時のMCでモエとプールイは、「最後はセカオワさん、呼びません?」「でもセカオワさんからは「居場所あるよ」って言われるかもしれない」「わかんないじゃん。みんなが知らないだけで、ないかもしれないじゃん」「かもしれない。売れていくほうが、失うものが大きいかもしれない」「それは分からないよ、誰にも」と話していたが、果たして“イバショナイ”シーンはどれだけの旋風を巻き起こせるのか。今後の動向にも注目してほしい。


取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:内山直也


◎イベント【LUI FRONTiC 赤羽JAPAN×ぽわん共同企画 SEKAI NO SUKIMA〜イバショナイ vol.1〜】
06月16日(火)渋谷TSUTAYA O-Crest セットリスト:
・ぽわん
01.シャンパンチラリズム
02.ジェイポップ大崩壊
03.セーラー服を着させて
04.女の子と男の子
05.でゅんでゅんTHEわーるど
06.一夏恋
07.サイダーの泡、恋模様
08.かわいいっていわないと呪う
09.マイナーガール(LUI FRONTiC 赤羽JAPANテンペスト竹内(g)とコラボ)
・LUI FRONTiC 赤羽JAPAN
01.I'm with you〜シーソーゲーム〜
02.感じたいよ ソバにいたいよ 新しい風と切り裂く光を
03.tarite
04.サイ子
05.不安なんだよ
06.スターライト
07.どうして(ぽわんミサキ(key)とコラボ)
08.WALK THIS WAY
09.Dear
10.リプミー
En1.イバショナイ(オリジナルセッション曲)


◎ぽわん ミニアルバム『ボーイ・ミーツ・マイナーガール』
2015/07/08 RELEASE
WAKRD-051 2,000円+税
収録曲:
01.マイナーガール
02.でゅんでゅんTHEわーるど
03.チェリーボーイ
04.Kiss-My-Hoppe2
05.女の子と男の子 (もえちゃんとくぼたせんぱいver)
06.シャンパンチラリズム’15
07.みずいろfeat.クボタマサヒコ
BT.お話しようよ


◎LUI FRONTiC 赤羽JAPAN シングル『ワンダーループ』
2015/08/12 RELEASE
初回生産限定盤(CD+DVD)
UPCH-7042 2,000円(税込)
通常盤(CD)
UPCH-5850 1,200円(税込)
体験盤(1曲入りCD)
UPCH-5854 600円(税込)

Billboard JAPAN|Daily News 2015年6月18日 20:10:00 更新

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