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℃-ute つんく♂曰く“たどり着いた女戦士”継続宣言 横アリの中心で「もう誰ひとりも欠けないで!」と叫ぶ

 今年6月11日で結成10周年を迎えた℃-uteが、同日に【9→10周年記念℃-uteコンサートツアー2015春 〜The Future Departure〜】最終公演を横浜アリーナにて開催した。


<10年間にわたる戦いの果てに辿り着いた大舞台>


 ℃-uteにとって初の横浜アリーナ公演にはなんと12000人ものファンが集結。スクリーンには歴代のミュージックビデオがカウントダウン形式で流れ、梅田えりか、有原栞菜、村上愛と、卒業/脱退していったメンバーの姿も当然ながら映し出される。そしてインディーズ2ndシングル曲「即 抱きしめて」のMVまで遡ると、10年間にわたる戦いの果てに辿り着いた大舞台に矢島舞美、中島早貴、鈴木愛理、岡井千聖、萩原舞の5人が登場。℃-uteのはじまりの歌「まっさらブルージーンズ」をメインステージからスタンドの目前まで円形状に広がるランウェイへと走り回りながら(萩原舞は同曲のMV同様にサングラス姿で)、これまでの道程を共に歩んでくれたファンの大歓声を浴びながら、全身全霊で圧倒的な歓喜を爆発させながら披露。その後も「即 抱きしめて」「大きな愛でもてなして」「わっきゃない(Z)」「桜チラリ」とカウントアップ形式で歴代シングルナンバーをお祭りモードで届けていく。


<ビデオテープで破産したキッズ時代、2人の前で歌った雨の野外ライブ>


 また、中盤のMCでは、℃-uteが結成されるハロー!プロジェクト・キッズ時代の話から思い出エピソードを。キッズ時代に渡された「アイドルの掟」の内容(私服でタンクトップを着てはいけない。アクセサリーは高校生になってから。外では帽子を深めにかぶる。MDプレイヤーを買って下さい)に触れると、岡井千聖が「MDプレイヤーって安くても15000円ぐらいだった気がするんです。買えないよ、そんな高いもの! ウチには。マジで破産するかと思った」「(レッスンの模様を録画する)ビデオテープもキツかった。毎日毎日レッスンする訳じゃん。1日300円でしょ。もう破産してたよ」と貧乏エピソードで笑いを誘う。また、矢島舞美の脅威的な雨女ぶりの話から、1周年野外イベントを無告知で開催したらお客さんが2人しか現れず、雨の中でコケても誰も笑ってくれなかった時代を振り返ると、「こんなにたくさんの方が℃-uteの為に集まってくれるようになって……」と喜びを語った。


<℃-uteの道程を見守りながらつんく♂さんが作って下さった曲を歌いたい>


 曲を追う毎に5人のパフォーマンスもファンのレスポンスも熱を帯びていき、映画『フラッシュダンス』主題歌カバー「Flashdance... What a Feeling」、LoVendoЯの魚住有希&宮澤茉凜の生ギターがドラマティックに響き渡った「次の角を曲がれ」「君は自転車 私は電車で帰宅」、さらにクライマックスでは「都会っ子 純情」「Kiss me 愛してる」「Danceでバコーン!」等のキラーチューンも惜しみなく披露され、誰がどう観ても横浜アリーナの舞台に立つに相応しいアクトで、℃-uteはパフォーマンススキルもビジュアルも愛嬌も国内最高峰のアイドルグループとしての凄みを十二分に見せ付けた。そんなライブ本編の最後を飾ったのは、「私達℃-uteの道程を見守りながらつんく♂さんが作って下さった曲を最後に歌いたいと思います」と披露した「たどり着いた女戦士」。今日の℃-uteにこの上なくピッタリなバラード、すべてをこのグループと物語に費やした5人の生き様が歌い放たれる。


<℃-uteはまだ走り続けるので!>


 アンコールでは、5人それぞれ10年間とこれからへの想いを吐露。鈴木愛理は「卒業していった村上愛ちゃんと有原栞菜ちゃん、梅田えりかちゃんがいて。その3人も含めて℃-uteだなって今でも思っているので、その3人にもすごく感謝いています」と、萩原舞は「みんなに支えられて、私、萩原舞はここに立っています」と、中島早貴は「さいたまスーパーアリーナのステージに立ちたい。10年かかって横浜アリーナに辿り着いたので、この先、何年かかるか分からないんですけど、皆さん、ついてきてくれますか!」と、岡井千聖は「私たちもまだまだたくさん叶えたい夢がありますので、皆さん、ずっとteam℃-uteでいてください」と、そして最後にリーダーの矢島舞美が「いろんなことが続いたから、皆さんも不安になっていることもあるかなとは思うんですけど、℃-uteはまだ走り続けるので!」と語ると、安堵と歓喜に満ちた歓声が巻き起こる。


<「もう誰ひとりも欠けないで!」という「我武者LIFE」での叫び>


 新しいユニットが次々とデビューする一方で、道重さゆみの卒業やBerryz工房の無期限活動停止等、長き物語の終止符が相次いだハロー!プロジェクト。その状況下において10周年を迎えた℃-uteが元気よく継続宣言をしてくれたことは、ファンやハロプロにとってはもちろん、アイドルシーン全体で見ても大きな意味を持つ。途中加入のメンバーなしで10年以上もひとつの女性アイドルグループが活躍し続ける、いつまでも夢を追い掛け続けるストーリーは希少と言え、℃-uteのようなあらゆるスキルがトップクラスのグループが存在し続けてくれることは、凄まじい速度でアイドルが消費されていく時代において高い価値を持つし、何よりこれからのアイドルたちの希望に成り得る。


 そして、アイドルグループを追う者であれば、℃-uteファンでなくても涙していたであろう「もう誰ひとりも欠けないで!」という、この日最後に披露された「我武者LIFE」での叫び。このフレーズを思いっ切りエモーショナルに叫べるメンバーだからこそ℃-uteの10年はあったんだろうし、この先もそのストーリーは続いていくのだろう。アイドルシーンをリードしていく、これから10年(も続けるかどうかは知らないが、続いてほしいという想いを込めて)の℃-uteにもぜひ注目してほしい。


取材&テキスト:平賀哲雄


◎ライブ【9→10周年記念℃-uteコンサートツアー2015春 〜The Future Departure〜】
06月11日(木)横浜アリーナ セットリスト:
01.まっさらブルージーンズ
02.即 抱きしめて
03.大きな愛でもてなして
04.わっきゃない(Z)
05.桜チラリ
06.I miss you
07.悲しき雨降り
08.ほめられ伸び子のテーマ曲
09.メドレー with ハロプロ研修生
夏DOKIリップスティック(矢島舞美)
ディスコ クイーン(中島早貴・萩原舞)
地球からの三重奏(矢島舞美・鈴木愛理・岡井千聖)
君の戦法(中島早貴・岡井千聖・萩原舞)
通学ベクトル(鈴木愛理)
One's LIFE(岡井千聖・萩原舞)
江戸の手毬唄II
10.心の叫びを歌にしてみた
11.世界一HAPPYな女の子 with ハロプロ研修生
12.SHOCK(ハロプロ研修生)
13.Flashdance... What a Feeling
14.次の角を曲がれ
15.君は自転車 私は電車で帰宅
16.The Middle Management〜女性中間管理職〜
17.ひとり占めしたかっただけなのに
18.アダムとイブのジレンマ
19.悲しきヘブン
20.Midnight Temptation
21.都会っ子 純情
22.Kiss me 愛してる
23.僕らの輝き
24.ザ☆トレジャーボックス
24.超WONDERFUL! with ハロプロ研修生
25.Danceでバコーン! with ハロプロ研修生
26.たどり着いた女戦士
En1.JUMP with ハロプロ研修生
En2.我武者LIFE

Billboard JAPAN|Daily News 2015年6月14日 14:30:00 更新

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