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Album Review:トロ・イ・モワ 驚きを禁じ得ないほどの変化を見せた2年ぶりの新作、そして音作りが飛躍した背景を考える

 2010年代に入って、チルウェイヴと呼ばれる新たなポップ・ミュージックのフォーマットと思想を確立した立役者のひとり、トロ・イ・モワ。彼の通算4作目となるアルバム『What for?』が、この4月にリリースされる。前作からは約2年という、決して長くもないインターヴァルだが、これが驚きを禁じ得ないほどの変化を受け止めさせる作風になっているのだ。


 米サウス・カロライナ出身のトロ・イ・モワこと本名チャズ・バンディックや、ジョージア州出身のウォッシュト・アウトことアーネスト・グリーンらが牽引してきたチルウェイヴは、言うなればベッドルーム発のソウル・ミュージックだ。華やかなフロアで着飾って乱痴気騒ぎをするようなタイプではない。でも自然に身体が動き出してしまうようなポップ・ミュージックは大好き。そんな嗜好を持つリスナーの心情に寄り添うように、DIY精神を乗せて柔らかくトリップさせるサウンドスケープを描き、内省的な歌詞を届ける。少なくとも前作『Anything in Return』まで、トロ・イ・モワはそのスタイルを順調に磨き続けてきた。


 ところが、どちらかと言えばエレクトロニックなサウンド構築の精度を高めてきたこれまでの軌跡が一変し、本作ではサイケデリックな、しかもよりロックな音作りへと飛躍している。スーパートランプやビッグ・スター、トーキング・ヘッズといった70年代英米バンドの影響を受けた、つまり実験性とポップを両立させたロックの形、ということになるだろうか。カラフル&ファンキーに弾けた万華鏡ポップのリード・トラック「Empty Nester」は既にビデオも公開されているが、曲調だけでなくいつになくノリノリで楽しそうなトロ・イ・モワの姿を確認することが出来る。


 実は昨年、トロ・イ・モワことチャズは、レ・シンズという変名プロジェクトのアルバムを発表している。こちらはチープなダンス・ポップに特化した作風で、なるほどチャズの音楽ヴァリエーションとしてあり得るだろう、という内容だったが、今回のトロ・イ・モワ『What for?』に触れて完璧に腑に落ちる思いがした。ロック&サイケデリックに振り切れるための反動が、レ・シンズによってもたらされていたのだ。そして恐らく、『What for?』の弾けたロックは、バンド編成のライヴをよりヴィヴィッドに、彩り豊かに展開してゆくためのものでもある。


 幽玄のギター・サウンドに哀愁のメロディが伝う「The Flight」や、ダウナーに歪んだシンセ・フレーズが彩る気怠いサイケ・チューン「Ratcliff」など、チルウェイヴ/ダンス・ポップの枠組みから解放されたトロ・イ・モワのソング・ライティングは、より自由に大きく羽ばたいている。一時代の成功に甘んじることなく、新たな冒険に踏み出したトロ・イ・モアに、ぜひ触れてみて欲しい。


text:小池宏和


◎リリース情報
『What For(ホワット・フォー)』
2015/04/08 RELEASE
HSE-50103 2,371円(tax out.)
Carpark/Hostess
iTunes:http://apple.co/1ulFzdS
※日本盤はボーナストラック2曲、歌詞対訳、ライナーノーツ付

Billboard JAPAN|Daily News 2015年4月6日 18:00:00 更新

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