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サニーデイ・サービス、15年ぶり渋谷公会堂 数々の名曲に過ごした季節を思う夜

 曽我部恵一、田中貴、丸山晴茂によるバンド、サニーデイ・サービスが3月27日、東京・渋谷公会堂にてライブを行った。サニーデイが同会場でライブをするのは実に15年ぶりということで、会場ロビーには多くの花も届くなど、開演前から会場には晴れやかなムードが満ちていた。


 この日のライブはサポートを一切加えず、メンバーの演奏するドラム、ギター、ベースのみのシンプルなバンド・セット。横に広い渋公のステージの真ん中に、寄り添うように並ぶ3楽器が開演前から印象的だった。定刻となり、ステージ中央で頭上から照らすスポットライトを残して全ての明かりが消えるとメンバーが登場。MCもなく、1曲目は97年の『サニーデイ・サービス』収録の「baby blue」。そこから2曲目の「恋におちたら」3曲目の「花咲くころ」…とMCもほぼ無く、淡々と、とても丁寧に一曲一曲が演奏されていく。


 この日はライティングも素晴らしかった。決して過美にならず、細やかな明度や色調の変化で、朝方の海岸や、暮れなずむ夕方、街頭に照らされた路地等などを次々と表現していく。要所で表れる瞬く星空を思わせるバックライトも効果的。朝から夜まで。あるいは春から冬まで。ライトの加減で移り行くステージ上の季節と時間はそのまま、バンドの過ごしてきた時の流れを思わせた。


 前半、「雨の土曜日」の演奏後にはこの日、初めて曽我部がMC。「今日は本当に色んな所から来て頂いてありがとうございます。金沢とか富山から来た人たちもいらっしゃるようで、北陸新幹線開通おめでとうございます。それを記念してこの曲をやります。」と前置きし、演奏したのは「スロウライダー」。キラキラと瞬くような照明の中、ゆったりと平熱のディスコ・ソングに会場が一緒になって揺れた。


 続く「虹の午後に」では前奏のタイミングが合わず、演奏し直すというハプニングも。しかし、そのこなし方一つとっても、地に足のついた、全く浮足立っていないバンドのムードがよく表れていた。この日の彼らからは(曽我部のステージを見るといつも感じることでもあるのだが)できるだけシンプルに、ただバンドとしてそこに居て、ただ音楽を奏でているだけ、ということの強度を改めて思い知った。


 本編中、曽我部が一回もギターを取り替えず、全て壇上でチューニングしてセットリストを進めていたのも印象的だった(本編で使っていたのはテレキャスター)。フェスなど数曲程度を演奏する機会ならそういうこともなくはないだろうが、悠に20曲を超える、長時間の、しかも、この規模のコンサートでギターを替えないというのは、やはり特異点だったと言える。


 後半、「ふたつのハート」の演奏では曽我部が印象的なロングトーン・ヴォーカルを聴かせるなど、バンドとしての演奏力の高さも印象的。続く「成長するってこと」では、日本的な響きを持ったブルース・ロックをハードに聴かせ、本編ラストの「若者たち」ではハーモニカの青々しい響きで演奏を盛り立てる。最新作『SUNNY』から95年のファースト・アルバム『若者たち』の頃の曲まで、まんべんなく披露したこの日のステージで、バンドは彼らが育んできた音楽性の奥行きを改めて証明していた。


 余韻という言葉の似合う静かな感動の後の、万雷の拍手に迎えられたアンコール。ここでようやく曽我部がギターをチェンジ。彼の敬愛するニール・ヤングを思わせるギブソンのレスポールに持ち替え、「ここで逢いましょう」を演奏。それこそニール・ヤングを思わせる長く嵐のようなギター・ソロを持った一曲で、本編までの洒脱でマイルドなバンドとしての側面とは違う魅力をアピールしていた。ロックという言葉の意味をある種の傍若無人さだと解釈するなら、紛れも無くこの日最もサニーデイがロックだった演奏だ。


 その怒涛の演奏が終わり、再度メンバーが退場したあと行われたダブル・アンコールのステージ。壇上には鍵盤とアコースティック・ギターが置かれ、それぞれ田中貴、曽我部恵一が演奏の用意に入る。


 そこで再びメンバーがMC。曽我部が「今日は本当にありがとうございました。サニーデイ・サービスです。何か渋公が無くなるみたいだね。ここでやるのは何年ぶりなんだろう?」と切り出すと、田中が「解散した年だから、15年ぶりじゃないかな。」と返答。続けて曽我部が「まさかサニーデイでまた渋公でやるとは思ってなかったよね。本当に皆さんのお陰だと思います。感謝します。」とコメント。そこから鍵盤、アコギ、コーラスのみのアコースティック・セットで「東京」を披露した。


 演奏後、曽我部が「また逢いましょうね。」と再度挨拶。「年末頃、晴茂くんが肩の病気になっちゃって、練習が出来ないときとかもあって、本当に今日のライブが出来るのか心配だったんですけど、何とかなって本当に良かったです。みんな元気で行きましょうね。」と続け、丸山が客席に向けて軽く手を挙げた後、最終曲「コーヒーと恋愛」を演奏した。最後は観客からの手拍子の中、穏やかな雰囲気で完奏。サニーデイのこれまでを振り返るようなライブを締め括った。


 なお、サニーデイ・サービスは5月に香港、そして台湾でのライブも決定している。おそらくそこにも、いつもと変わらないサニーデイが居る。そして、その有り難さは、この日の彼らが証明していたものの一つでもある。

文:佐藤優太
写真:石垣星児


◎公演情報
【サニーデイ・サービス 渋谷公会堂コンサート 2015】
2015年3月27日 東京・渋谷公会堂
開場:17時30分 開演:18時30分

Billboard JAPAN|Daily News 2015年3月28日 11:15:00 更新

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