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Berryz工房 感涙のラストライブ 11年の軌跡を“大切な宝物”として全てのベリーズファンへ

 2004年1月14日、中野サンプラザで誕生し、数々の伝説を残してきたBerryz工房。メジャーデビューから丁度11年となる3月3日、日本武道館で開催した【Berryz工房 ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ〜!】を以ってBerryz工房としての活動にピリオドを打った。


<27,958人の中から“必然的”に合格 12年半“アイドル”として走り続けてきた7人>


 彼女たちの人生において最大のターニングポイントになったであろう、2002年に開催されたハロー!プロジェクト・キッズオーディション。27,958人の中から“必然的”に合格してから、12年半“アイドル”として走り続けてきた7人での最後となるコンサートには、彼女たちの歴史を共に作り上げてきた1万人のファンが駆けつけた。オープニングアクトには、清水もユニット名選考に参加したハロー!プロジェクト新ユニット こぶしファクトリー、嗣永がプレイングマネージャーを務めるカントリー・ガールズ、【ナルチカ2013秋 Berryz工房×Juice=Juice】で共にライブハウスをまわったJuice=Juiceが壇上し、Berryz工房への敬意をパフォーマンスで表した。


<割れんばかりの“スッペシャル ジェネレ〜ション”コールで最高な1日になることを確信>


 メンバーの登場を待つファンからはいまだかつてない規模の“ベリーズ行くべぇ”コールが。7人への愛情を表現するかのようにその声はどんどん大きくなり、約15分間響き続けた。会場が暗転しメンバーが登場するとBerryz工房代表曲である「スッペシャル ジェネレ〜ション」が始まる。冒頭のコールでは、爆音で流れる楽曲の音が掻き消されるほどの大きな“スッペシャル ジェネレ〜ション”コールが爆発。その割れんばかりのコールがこの日最高な1日になることを確信させた。ついにBerryz工房のラストコンサートが始まったのだ。


 この日で無期限活動休止に入ることを微塵も感じさせないいつも通りの力強いパフォーマンス、笑顔いっぱいの姿で、しんみりとしたライブになるのか? と言った心配する気持ちを1曲目のイントロにして吹き飛ばしてくれた。前述したキッズオーディションで清水が語った「元気な歌手になりたい」の言葉や、嗣永の「自分の精一杯の力を出すからみんなにそこを見てほしい」といった気持ちを、7人で具現化した最強に元気で精一杯なライブに、ファンは大声援で応える。「愛のスキスキ指数 上昇中」「付き合ってるのに片思い」といった中期の名曲を畳み掛けられ、さらに会場の熱を上げていく。「21時までのシンデレラ」をモチーフにしたお城のステージで久しぶりに披露された同曲では、当時となんら変わらず間奏で縦横無尽にダンスする姿に涙を堪える者も。しかし「泣くのはまだ早い」と言わんばかりのドレスへの早着替えでファンを驚かせ、涙を忘れさせた。


<悲しい1日では無く“楽しい1日”を届けたいというメンバー想い>


 「私たちBerryz工房の歴史、そして、みなさんとの思い出はこの曲から始まりました。」清水の一言で始まったデビュー作「あなたなしでは生きてゆけない」が日本武道館を2004年にタイムスリップさせる。衣装チェンジの間に流れた過去を振り返るムービーでは、「あなたなしでは生きてゆけない」PV撮影時のオフショットや、2005年に卒業した石村舞波の姿。2014年8月2日 中野サンプラザでの無期限活動停止の発表のシーンでは、堪えられず涙を零す者が続出。Berryz工房のピリオドが脳裏にちらつく中、再度登場したメンバーは「行け 行け モンキーダンス」の可愛い猿の衣装に身を包み、バナナがあしらわれたマイクで「ティキィ ティキィ ティキィ」とおどけてみせる。新旧織り交ぜたセットリストと、悲喜こもごもな展開に、悲しい1日では無く“楽しい1日”を届けたいというメンバー想いを何度も感じることが出来た。


 「約二時間半のステージ。今日のステージはメンバーのセルフプロデュース。曲順からセット、衣装にも本人達が拘って完成させました。」とつんく♂のブログ(http://amba.to/1B68nfv)で語られている通り、メンバーの意向が多く取り入れられた本公演。菅谷/清水/夏焼のMCでは、「こんなことが出来るのもBerryz工房だからだね」とグループのバラエティの豊富さを実感。「行け 行け モンキーダンス」の衣装についても「これぜったい℃-uteやんないもん」「℃-uteはキワ出し」と、12年半共に切磋琢磨してきたライバルをも笑いに変えてしまう3人の大物ぶりは歴代のハロー!プロジェクトの中でもピカイチだ。


 ライダースを纏い再登場した熊井/徳永/嗣永/須藤。11年間Berryz工房をやっていて悲しかったことを「センターを取れなかった」と即答した徳永、「今日の朝、号泣するママとハグした時に「まだ泣かないよ」と言って玄関を出た」と語りながら目に涙を貯める熊井、「スッペシャル ジェネレ〜ション」の熊井と手を合わせるシーンでいつもは届かなかった手が今日は綺麗に届いたのが嬉しかったと語る嗣永、髪が一日で一気にロングになり「良く寝れたから良く伸びちゃった」と笑いをとった須藤。メンバー全員の一つ一つの言葉や仕草からBerryz工房を感じ、このMCが終わらなければどんなに幸せかと多くのファンが想っただろう。


<Berryz工房として最後に選んだ道は“元気と笑顔”で溢れた、多幸感溢れるステージ>


 後半も変わらずBerryz工房らしいステージが続き、「ジリリ キテル」「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」「本気ボンバー」と行ったアッパーで楽曲で畳みかけ、「みんなの全力はまだまだそんなもんじゃないよねー!」と終演に向けて再度ファンのテンションを掻き立る。「ライバル」「すっちゃかめっちゃか〜」「一丁目ロック!」を披露し、約2時間の本編を走り抜けた。11年という長きにわたり“アイドル”を貫いた7人には辛いことも悲しいことも沢山あったが、Berryz工房として最後に選んだ道は“元気と笑顔”で溢れた、多幸感溢れるステージだった。


 本編が終了すると、美しい7色の光が日本武道館を埋め尽くす。“ベリーズ行くべぇ”コールが鳴り止まない中、再びステージに現れたメンバーから贈られたのは、BYE BYE 今日という 素敵な時間 BYE BYE 私の 贅沢な あなたとの時間―――お別れ、お礼を告げるかのような「Bye Bye またね」。この贅沢な時間に、本編では我慢していたファンたちも涙、涙、涙。メンバーの笑顔にも涙が溢れ、11年間の終わりが近い事を知らせた。


<ここまで精一杯歌えたので後悔はありません>


 「この12年半、いろんなことがあって、楽しかった事も、苦しかった事いっぱいあったんですけど……全部投げ出してどこか行ってしまいたいって思ったこといっぱいありました。でも、家族やスタッフさん、メンバーやここに居るファンのみなさんが居たから、ここまでやってこれたんだなって思います。ありがとうございます。残念ながら今日はこんな声なんですけど、ここまで精一杯歌えたので後悔はありません。本当にみなさんどうもありがとうございました。菅谷梨沙子でした。ありがとう。」


<もう一回みなさんのエンジョイ聴きたいんでいっしょにやってもらえますか? せーの、エンジョイ! エンジョイ! エンジョイ!>


 「私はどんなときでもエンジョイって言葉を大事にしてきたんですけど、デビュー当時好きな言葉は何ですか? ってアンケートで私は「楽しむ」って書いたんですけど、当時のマネージャーさんが勝手にエンジョイって書き換えてて、それがエンジョイが産まれた場所でした。11年間ずっとエンジョイって飽きることなく、しつこく言い続けてきて本当に良かったなって想うし、楽しいときでもエンジョイ、辛いときでもエンジョイしようって想って、皆さんと一緒に沢山素敵な思い出が作れたんじゃないかなって想います。ありがとうございます。もう一回みなさんのエンジョイ聴きたいんでいっしょにやってもらえますか? せーの、エンジョイ! エンジョイ! エンジョイ! どうもありがとうございました。熊井友理奈でした。」


<こうやって目を見てありがとうって最後に言いたかったです。本当にメンバーのみんなが大好きです。>


 「辛いことがいっぱいあって、ギブアップしたいって思ったこともいっぱいあって、でもメンバー達がすごく、みやの相談を聴いてくれて、すぐわがまま言っちゃってきっとみんな困ってたんじゃないかって思うんですけど、そんなわがままなみやをここまでずっと支えてくれて……本当にメンバーのみんなが大好きです。いつも背中を向けてしか気持ちを言えないから、こうやって目を見てありがとうって最後に言いたかったです。ファンのみんなも本当にありがとうございました。じゃあ最後に! やらせてくれる? じゃあよろしくお願いしますね。それじゃーいくよー! シャキーン! みやびーむ! 本当に幸せでした。どうもありがとう! 夏焼雅でした!」


<こんなに素敵な空間を守ることが出来なくて本当にごめんなさい。>


 「12年半、何でオーディションを受けたんですか?って質問があった時に、モーニング娘。さんが大好きで受けようと思いました。って答えてきたんですけど、本当は嘘で、妹のついでに受けたんです。笑顔になれたり、楽しいなって思える時はいつも隣にメンバーがいたし、こうやって楽しい空間を作ってくれたのはファンのみなさんでした。でも、苦手だった歌やダンスも、いつしか自分が一番幸せだなって感じる物になってました……。妹のついでに受けましたが、12年半前の6月30日、あの日に戻るとしても、絶対に同じ道を選ぶと思います。オーディション受けて良かったなって胸を張って言えます。こんなに素敵な空間を守ることが出来なくて本当にごめんなさい。だけど、自分たちで決めた道だから後悔はしていません。どうかこれからも7人の歩く道の背中を押し頂けたら嬉しいなと思います。本当に皆さんと出会えてとても幸せな12年半でした。ありがとうございました。須藤茉麻でした。」


<私は歌とダンスが好き、もちろんそれもありますが、何より1番好きなのはBerryz工房なんだなって思いました。>


 「12年半ハロー!プロジェクト、Berryz工房をやらせてもらって、2つだけ気づいたことがあります。一つは時間は止められないこと。そしてもうひとつは、私は歌とダンスが好き、もちろんそれもありますが、何より1番好きなのはBerryz工房なんだなって思いました。飽きっぽい私が10年以上1つのことを続けられたのは、メンバーのみんな、スタッフのみなさん、家族のみなさん、いろんな方に助けられてここまで来たんではないかなって思います。明日からはそれぞれ違う道を歩いていきますが、明るく楽しく笑顔でその道を突き進んでいきます! 今日はどうもありがとうございました。徳永千奈美でした。」


<ももちが大好きなBerryz工房を、大好きになってくれてありがとうございました。>


 「この活動停止を決めたのはすごく決心がいりました。「今まで私たちに幸せをくれた分、Berryz工房が幸せになってね」って言葉とかに凄く救われました。明日からはみんなバラバラな道を進んでいくけど、でも、心は一つだなって思っています。ももち自身はまた、第二のアイドル人生を歩んでいきますが、アイドルが大好きだなと思ったから出した結論です。なんでアイドルが好きかって思ったら、Berryz工房として活動できて、よりアイドルが好きになったんだと思いました。みなさん、ももちが大好きなBerryz工房を、大好きになってくれてありがとうございました。またいつか会える日を願っています。どうもありがとうございました! 嗣永桃子でした」


<この11年間は、私たちBerryz工房の一生の宝物です>


 「みなさん、私たちこんなに大きくなりました。全員が小学生でデビューして、モーニング娘。の妹分と言われていた私たちが、夢だった武道館のステージにこうやって立つ事が出来たり、11年間大好きな歌やダンスをずっと続けてくることが出来たのは、本当にみなさんの存在があったからです。ありがとうございます。私は11年間Berryz工房のキャプテンをやらせて頂きましたが、キャプテンとして何が出来たかなって考えると、何も出来てないんじゃないかなって思うんですけど……ファンの皆さんは「キャプテンはメンバーだけのキャプテンじゃなくて、俺たち、私たちのキャプテンでもあるんだよ。」って言ってくださって、11年間頑張ってきて本当に良かったなって思いました。Berryz工房は今日で活動停止になりますが、永久に不滅です。この、11年間をみなさん絶対に忘れないでください。この11年間は、私たちBerryz工房の一生の宝物です。素敵な思い出を本当にどうもありがとうございました。清水佐紀でした。」


 Berryz工房への愛に溢れた大切な大切なメッセージは「永久の歌」と共に一生忘れられない宝物となった。


 さらに、11年間、計666公演最後のアンコールでは「Love together!」がピアノ弾き語り生演奏で披露される。泣いて声が出ないメンバーもいるがそれぞれの声に“心”を感じ、Berryz工房の全てを込めた“歌”に感動をも超える新しい感情を生み出した。しっかりと“シンガー”としても1流の物を見せてくれたBerryz工房最後の“歌”は日本の音楽シーンで“アイドル”としてだけでなく語り継がれていくだろう。


 ついにピリオドが打たれたBerryz工房。人生の半分以上をハロー!プロジェクトとして活動してきた彼女たちが作り上げた12年半は、いつまでも永遠に大切な宝物として全てのBerryz工房ファンの中で輝き続ける。そして、第二の人生を歩み始める7人にとって、大きな自信となり、更なる成長への糧となるだろう。

※記事初出し時、一部本文に誤りがありました。お詫びして訂正させて頂きます。?


取材&テキスト:内山直也




◎ラストコンサート【Berryz工房 ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ〜!】
3月3日 日本武道館セットリスト:
01.スッペシャルジェネレ〜ション
02.ROCKエロティック
03.愛のスキスキ指数 上昇中
04.付き合ってるのに片思い
05.勇気をください!
06.21時までのシンデレラ
07.ロマンスを語って
08.秘密のウ・タ・ヒ・メ
09.まっすぐな私
10.あなたなしでは生きてゆけない
11.普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?
12.行け 行け モンキーダンス
13.I'm so cool!
14.cha cha SING
15.ジリリ キテル
16.なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?
17.本気ボンバー
18.世の中薔薇色
19.ライバル
20.すっちゃかめっちゃか〜
21.一丁目ロック!
En1.Bye Bye またね
En2.永久の歌
Wen1.Love together!(ピアノ弾き語り)


Billboard JAPAN|Daily News 2015年3月4日 22:10:00 更新

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