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[DVD] アクロス・ザ・ユニバース デラックス・コレクターズ・エディション [DVD] [関連Movie]
アクロス・ザ・ユニバース デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

リリース日:2008-12-19

レーベル:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

Price: ¥4,179

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Review

ミュージカル嫌いにはやはり・・・
ビートルズデビューの年にこの世に生を受け、物心がついて以来、
ひたすら追いかけて今日に至る自分です。
でもミュージカルは苦手。しかしサントラもまずまず良かったし、
この作品は外せないかなとチェックしました。
ベトナム戦争下のアメリカ、そしてリバプール。ビートルズナンバー
ゆかりの人たちの名前を持った登場人物という設定は秀逸。
ジミヘン、ジャニスをモチーフにした人まで登場。プルーデンスが
アジア系というのも意味ありげ。屋上演奏まである。
そして絶妙なタイミングでビートルズナンバーが流れてきます。
シーンによっては彼らの曲が台詞以上に饒舌に登場人物の心情を
語っていきます。サントラには収録されていないけれど、インストの
A Day In The Lifeもいい。(ジェフベックでしょう、これ)
しかし!やはりミュージカルです。王道を行きます。主人公が急に
歌い出すのはもちろん、周りの人たちがみんな踊り出したりします。
いきなりサイケなシーンになったり、へんな人たちが出てきたり。
このようなシーンにどうしても違和感を覚えてしまいます。エビータや
コーラスラインなんかもそうだった。タモリも嫌いだろうな。
というわけで、ミュージカル嫌いの人にお勧めできる作品ではありません。
ラストは感動するけれど、やはり途中途中で違和感が。
ただし、ビートルズの曲の詩を理解するには最高のアイテムです。
最近、詩を解説した本も何冊か出ていますが、そんな本を何冊も読むより、
この作品を見れば詩のシチュエーション、歌われている心情が直感的に理解できます。
そんなわけで一応コレクションの仲間入り。
★★★
ビートルズファンにはたまらない♪♪
楽曲とシーンのからみも上手いし、状況設定とアレンジによってビートルズの楽曲が新しい命を得ていると思う場面も多い。30曲以上のビートルズナンバーが流れるのだけれど、単にビートルズの楽曲を伴奏に使うというやり方をしていないところがいい。
見せ方が同じパターンでの演出はなく、いろんなアイデアでみせます。一曲丸々一人で歌うパターンもありますが、複数の人間に歌わせて、物語を繋いでいったり、場面の切り替えや選曲の意外性、楽曲のユニークなアレンジ、突然出てくる視覚効果、作り物感を意識した美術や衣装、鮮やかな色彩感覚。
それにしても、歌詞の内容とストーリーが絶妙にシンクロしているのがすごい!!

いろいろな遊びや引用が散りばめられていているのも楽しい。
ベトナム戦争への反戦デモ、暴動、キング牧師暗殺など、当時の世相や文化を散りばめながら、歴史的事実や実在の人物を連想させる部分も、センス良くアレンジされている。
ジュードはジョン・レノンがモデル(?)、ジャニス・ジョプリンを思わせるセディと、ジミー・ヘンドリックスのジョジョという登場人物も面白い。
映画の最後が屋上でのライブ演奏になっているのも、もちろんビートルズのドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」の屋上ライブですよね。

残念だったのが、「ゲット・バック」が歌われなかったこと。ギタリストの名がジョジョだから絶対どこかで歌われると思っていたのに...。
★★★★
全身でビートルズの音楽を楽しめる”映画
観る人すべてが“全身でビートルズの音楽を楽しめる”映画だ。
映画を観ていると、制作に関わったすべてのキャスト・スタッフたちがビートルズを正しく理解し、愛しているということがよく伝わってくる。
ビートルズの曲と映像が、無理のない自然なかたちで同化し、並行して展開してく。
特に、4曲目からの「I Want to Hold Your Hand」〜「With a Little Help from My Friends」〜「It Won't Be Long」〜「I've Just Seen a Face」へのスピーディーな展開には、大変に感激した。映像と音楽を完全に並行させたスピーディーな盛り上がりは、知らず知らずのうちに観客を映画の中に同化させてしまうマジックだ。自分は、目の前に広がる映像にくぎづけにされ、流れるビートルズの曲を無意識のうちに口ずさんでいた。
その中でも、「With a Little Help from My Friends」の場面は最高だ。曲の根底を崩さず、よくここまで楽しく編曲できたかと思うすばらしいアレンジである。特に、ギターの裏の入り方がすばらしい。曲のコンセプト・展開に完全に同化したキャストのエキサイティングな演出も大変によかった。この曲を歌ったRingoも観たら、大喜びで拍手を送るだろうと思うすばらしい場面であった。
なぜここまで感激できたのだろうか?この映画の魅力をあらためて考えてみた。
サントラを聴き直してみると、それぞれの曲を歌うキャストたちがビートルズの曲の根底を忠実に守り、素直に歌い表現し、“ビートルズマジック”を再現させている。
それぞれの曲を歌うキャストが、ビートルズの曲の本質を正しく見極め、自分の役にピッタとリとマッチさせ、演出している。
また、ビートルズの曲の大きな特徴である輪唱・ハモリ等も原曲とおりに入れられおり、各キャストが、ビートルズをよく聴きこんでいることが分かる。各キャスに良し悪しがつけられない。一人ひとりが、自分たちの心で、ビートルズの曲の永遠性を目いっぱいに表現している。
曲の詩を各場面のストーリーにうまくマッチさせ、ビートルズの詩によって各キャストのセリフを成り立たせている脚本も見事である。自分としては、普段はほとんど意識することなく聴く“詩の意味”を、あらためて字幕で見て確認することができた。
ビートルズして最後のライブとなる映画「LET IT BE」の屋上でのライブを再現した、「All You Need Is Love」のエンディングは実に見事な演出である。場面、曲の選択とともに、大変に美しい終わり方であった。
一般的に、どのような映画でも面白くないところがあるものだが、この「アクロス ザ ユニバース」は、どの場面においても、それぞれの感激が満ち溢れている。ビートルズの曲を材料とした映画の中では、「I am Sam」以来の秀作である。
ビートルズファンは当然のこと、ビートルズをあまり知らない人たちにもぜひ観てもらい、ビートルズの曲のすばらしさを知るきっかけとなってほしい映画である。
★★★★
全篇ビートルズで繋がれた恋物語
凄い映画です。
細部に渡ってビートルズの曲に関係した名前、事柄、出来事等が出てきて
あれも、これもビートルズという感じで嬉しくなります。
いくつ見付けられるか宝探しの気分で観るのも良いと思います。
リバプールから始まり、初期の曲が続く前半が特に気に入っています。
U2のボノがドクター・ロバートを演じ、ジョー・コッカーも出演しています。
ジュードとルーシーの恋物語としても楽しめます。

サントラの歌詞集が封入特典になっています。
★★★★
美しく歌い上げるBecauseは最高です!
ビートルズのミュージカル映画は過去に数多くありました。
この作品は中でも、とても気持ちの良い作品に仕上がっています。
オープニングではジム・スタージェスが【ガール】を浜辺で歌います。
ここから物語が始まります、ラブ・ストーリーですが上手い具合にビートルズ曲を入れています。
ラストでは屋上で演奏するシーンもであります。
更にはマジカルミステリツアー風な場面があります。
私のお気に入りのシーンはエヴァン・レイチェル・ウッドが歌う【ビコーズ】
草むらに寝そべってみんなと歌う場面がとても好きでした。観ているだけで気持ちがいいです。
何よりも、美しく歌い上げるコーラスは見事です。
アビイロードとホワイトアルバムの曲が多めです。
もし、この映画が好きでCDを購入したいと思いましたら。
Across the Universe [Soundtrack]2-cd DELUXEがオススメです。
映画バージョンとサウンドトラックCDとの違いが楽しめます。
このDVDには映像特典(ミュージック・シーン ロング・バージョン8種)
こちらも期待したいです。
ビートルズを知らない方が購入しても「この曲聴いたことがある」と きっと思うはずです。
★★★
[CD] Kind of Blue [関連Movie]
Kind of Blue

リリース日:1997-03-27

アーティスト: Miles Davis [movie] Wynton Kelly [movie] Paul Chambers [movie] Jimmy Cobb [movie] Cannonball Adderley [movie] John Coltrane [movie] Bill Evans [movie]

レーベル:Sony/BMG Japan

Price: ¥1,164

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Review

Kind of Blueが最も売れている理由は...
料理評論家があるラーメン屋を絶賛する→行列が出来る→さらに行列を呼ぶ
と似た様なもんである(笑)

このアルバムは決して悪くはないのだが、やや地味(特に後半)なので
全てのメンバーに詳しい様なジャズマニア向けです。
よってこれを聴いて良いと思わなくても「ジャズを聴く資格が無い」なんて思う必要はない。
(ジャズに迫力を求めてる人やロックが好きな人には「マイルストーン」とかコルトレーンの「史上の愛」がオススメ)

もう1つケチを付けさせてもらうと、3管の音が一部うるさ過ぎるのが非常に残念です!!
(よってBGM感覚でジャズを聴きたい人にもオススメできない)
★★★
JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、
JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。
数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、
例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。

それはさておき、Kind of Blueである。
マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。
タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。
十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。
マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。
マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。
多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。
マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。
モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。
だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。
マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。

そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、
この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。
★★★★
sttely dan
steely danへのインタービューで
「これまでのアルバムの中で一番に気に入っているレコードは?」と
D・フェイゲンとW・ベッカーが尋ねられ、
まぁ通常は、「プリッツェル・ロジック」とか何とか(つまり彼らのアルバム名を)言うところなんだけど
流石ね、かれらは
二人して声を揃えて
「kind of blue」って言ってたよ。
★★★★
正直、何が凄いかよく分からなかった方へ。私もかつてそうでした。
 ジョン・ゾーンやビル・ラズウェルから先祖帰りするという、変な道筋でジャズを聴き始めた私。なので、ハードバップまでのマイルスでは名盤といわれる演奏でさえも、正直古臭く感じつつ「古典」として頭でその価値を理解していたところがあった。

 このアルバムも最初に聴いてからしばらく放ったらかしだったのだが、ハードバップ時代との断絶に気が付いた時に、この作品の革新性を追体験した気になった。コード(和音)ではなくモード(旋律)により曲を進行させるというジャズのスタイルの更新がこのアルバムでなされたことは有名だが、そういった理屈を超えて、侘びサビさえ感じさせるこの静けさで、モダン・ジャズのイメージがガラっと変わってしまった。この抽象的な静けさは確かに「モダン」だ。

 僕と同じような初心者の方は、これより前のハードバップ時代のアルバムと聴き比べてみてください。でも、マイルス本人は何でこの作品を失敗作と捉えていたんだろう?こうやって、数世代に渡る熱狂的ファンによって色々な伝記的事実が語られ、また後から後から過去の録音作が今後も増殖すると思われるマイルス・デイビスという海に、僕もハマってしまったのでした。。
★★★★
何回聴いても飽きません
モードだとか、名盤だとか歴史的役割だとか抜きにして、本当に何回聴いても飽きない
アルバムです。
ウイントン・ケリーとエバンスの対比も面白いです。
★★★★
[CD] Waltz for Debby [関連Movie]
Waltz for Debby

リリース日:1990-10-17

アーティスト: Bill Evans [movie] Scott LaFaro [movie]

レーベル:Original Jazz Classics

Price: ¥923

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Review

日本盤は買うな!

4部作は、OJC盤で充分。買い直す必要など全くナシ。
別テイクが邪魔?プログラミングすればいいんだよ。

日本のレコード屋は、何回再発すれば気が済むのか。馬鹿馬鹿しい。
結局、これか!
 このCDは、日本で最も売れているジャズのCDらしい。ジャケットもいいが演奏もいい。雑音のようで雑音でない今となってはBGMの一部と化している饒舌なオーディエンスもいい。

 薄幸のベーシスト、スコット・ラファロが入っているエバンス・トリオのCDあるいはLPはこれを含めて4枚しかない。そのうちの一枚というのが”Village Vanguard”でのこのLiveともう一枚の”Sunday At V.V.”一枚というのは余りにも有名で、とやかくいまさら言うこともないが、何しろ40年以上も前のことなのだ。それが、いまだによく聴かれるし、よく売れている。ちょうど同時期のビートルズと同じように・・・・。それが、嬉しい。

 だから、私も今頃になって、思い出したようにこのCDをお薦めする。
 これ1枚でジャズが好きになった人を大勢知っている、それでいいのだ。
★★★★
My foolish heart ・・・
「My foolish heart」・・・、言葉にできない素晴らしさです。個人的にはJAZZピアノの究極の2曲のうちの1曲です。エヴァンスの1つ1つの音を確かめるようなピアノはもちろんのこと、最後の、客の拍手の音まで完璧な、奇跡のような曲です。
(究極の2曲の、もう1曲は、ソニー・クラークの『リーピン&ルーピン』の「Deep in a dream」で、この素晴らしい曲には、今はいない親友への思いもあり、この曲も究極の1曲とせざるを得ません。)
★★★★
別テイクが並べて収録されている理由について
 多くの人に愛されているアルバムであることがレビュー数と評価から理解できます。別テイクに関するレビューが気になり、本レビューを書くことにしました。
 ジャズはビッグバンドのように各パートの編曲がしっかしりていてAd-libの部分が明確に指定されるものから、主なテーマとコード進行が決められているだけで演奏の中味は演奏者がお互いの出す音に触発されながらImprovisationで進めていくものまで多様です。特に後者において、曲の題名は同じでも違った演奏であり、それぞれの演奏が価値を持ちます。
 本アルバムではボーナストラックとして"Waltz for Debby", "Detour Ahead", "My Romance"の別テイクが収録されています。これらは録音の日、保険の意味で2回録音されたものの一方ですが、高いクオリティを持つことからCD化にあたって収録されたとのことです。なお、他の曲は1発録りだったとのことです。ジャズの演奏を学んでいる人には異なった演奏を連続して聴くことで「こういうアプローチができるのか」というように演奏を学ぶのに役立ちます。
 また、本録音から2週間も経ない1961年7月6日に交通事故でこの世を去ったジャズベースの変革者であるScott LaFaroの数少ない演奏の記録を後世に伝えるという重要な意味も持ちます。
★★★★
最高のトリオ
ビル・エヴァンス。スコット・ラファロ。ポール・モチアン。
この三人が集まったのは奇蹟だろう。

聞けば聴くほど味がでる。
まずEvansの完成されたタッチに感動する。そしてLaFaroの雄大なベース音に敬服する。
最後に二人のプレイを最大限に引き立ててる、Motianの器用で繊細なドラミングに唸らされます。結局何回も聴いて行き着く結論は、この三人じゃなきゃ駄目だってことだよな。
ラファロとモチアンは正反対のプレイのようで、完全にとけあっていてどっちが抜けても駄目
なのが、この一枚でよくわかる。ラファロのポワーンって音に、モチアンの器用なシンバルの
響かせかたが合うんだな、これがまたさ。My Romanceのやり取りは最高だね。

そして最後に思うが、Bill Evansという人がもっともやりたかった音楽ってのは
多分、Waltz For Debbyなんだろう。この1曲で、それまでの慣習も全部ぶち壊して
新たな音楽の世界を切り拓いたのは間違いない。これが始まりであり完成でもある。
★★★★
[CD] You Must Believe in Spring [関連Movie]
You Must Believe in Spring

リリース日:2003-10-27

アーティスト:Bill Evans [movie]

レーベル:Rhino/Warner Bros.

Price: ¥1,164

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異色
本来Bill Evansの美しさというのは水に例えられることが多く、柔らかさや優美さあふれる
プレイが魅力なのだが、この作品に限れば反対に炎というイメージを感じる。
愛する人を亡くした怒りとかやるせなさとかが、すべてないまぜになった感覚なんだろう。

静寂にゆらめくロウソクの火を想わせる「B Minor Waltz」
青白い炎を想わせる、幽玄的なプレイが美しい「The Peacocks」などの静の曲調もあれば、

激しく赤黒い炎があがるような、絶望と希望がないまぜになった「You Must Believe in Spring」、身を切るような悲しさと荒々しさがある「We Will Meet Again」などの曲調も
ある。
そしてラストにもってきたのが、これまた印象的な「Theme From M*A*S*H」な訳だが
本当にBill Evansか?というぐらい力強いタッチだ。GomezとZigmundもいい仕事をしてる。

まとめて聴いてみると美しさも儚さも詰まった良い作品だが、やはりBill Evansらしくは
ないよなあ・・・。まず他の作品を聴いてから聴くのをオススメします。
★★★★
BILL EVANSの最高傑作というよりJAZZ PIANO TRIO史上に残る世界遺産
 ずっと以前からこのアルバムが大好きだった。しかし、評論家が語り、レコード会社が販売するのはいつもきまって、スコット・ラファロとの4部作。
「どうして分からず屋ばかりなのだろう?」
 スイングジャーナルにいたっては、2003年に出版した「ジャズ・ピアノ・トリオ名盤全カタログ」で、ビル・エヴァンスの作品を33枚も掲載しておきながら、本作を外していた! BANDSTANDの「イエスタデイ・アイ・ハード・ザ・レイン」なんか選んでおきながらですよ! あり得ないようなミス・チョイス!!
 それが、中山康樹の「エヴァンスを聴け!」で、「ビルにとってのカインド・オブ・ブルー」という的確この上ない評言に出会い、やっと溜飲を下げることができた。

 1曲目冒頭から静謐で切なく、しかもなよなよしていない、まさに男の哀愁(?)的な強い美しさを持った演奏が続くが、2曲目、アルバム・タイトルにもなったミシェル・ルグランの名曲で、一つの頂点を迎える。特に、ここでのエディ・ゴメスのベース・プレイは尋常ではない。今でこそ、ブライアン・ブロンバーグやその他、ウッドで凄い表情を浮かべることのできるプレイヤーは何人か居るが、30年前としては破格のプレイではないのか?
 マリーナ・ショウのカバーと並ぶ、この曲のベスト・ヴァージョンだろう。今後、これを超えるジャズ・ピアノ・トリオは現れるのだろうか?

 なお、全くの余談だが、最後の「マッシュのテーマ」だけは、なんとなくそれまでの流れを妨げているようで、いつも、この曲の前でCDを一旦ストップさせていた。しかし、考えてみれば、本家の「カインド・オブ・ブルー」にも「フレディ・フリーローダー」というウイントン・ケリーがピアノを弾くリラックスしたチューンが1曲挟まっていた。
 ある意味、チェンジ・オブ・ペースのような働きで、正解なのかもしれない。
 以前は、この曲の代わりに、当時ライブで取り上げていたフランシス・ハイミの「MINHA」を吹き込んでいてくれたらパーフェクトだったのになあ、と想像していたのだが、それだと、あまりに密度が濃すぎて、窒息してしまったかもしれない。
 やはり、本リリースのままのセレクションで正解だったのだろう。

 …ただし、今回のリイシューで、誰も頼んでいないのにボーナスを3曲加えたのは全くの蛇足だ! とくにその中の1曲が、「フレディ・フリーローダー」だというのは苦笑い…。当時その曲を(ボツにしたとはいえ)吹き込んでいたビルも、結構ブラック・ジョークがキツイよ!
★★★★
センチメンタルならばいいのか?
トリオの演奏においてエヴァンスへの比重が非常に大きいという点では、エヴァンス・トリオの中でも異色といえるでしょう。その分、愛さずにはいられない作品ではありますが、感傷的な面ばかり強調され、冷静な音楽的な評価が付けられていないアルバムといえる気がします。トリオの作品としては、この後、活動するラストトリオの印象からでしょうか、創造性に乏しいと感じざるを得ません。個人的には、ソロでこれらの曲を演奏、録音していたならば、ビル・エヴァンスのアルバムとして「アローン」を遥かに上回る、深く美しいものになったにと感じますが、エヴァンストリオの作品としては、エクスプロレーションズやコンセクレーションを上回るものであるとは言いがたいです。

また、親族の死や曲のタイトル、そして、その後に迎える本人の死とからめて、必要以上にこのアルバムに意味を加えるリスナーが多い気がします。例えば、マッシュのテーマの副題「Suicide is painless」を、エヴァンスの自殺願望を裏打ちするような解釈が見受けられますが、M.A.S.H.はこのアルバムが録音された頃は毎週放送されていたシチュエーション・コメディーです。(原作が映画、その後ドラマになって放送。副題は映画化の際に監督ロバート・アルトマンの息子の書いた歌詞に由来。)アメリカ人にとっては、「あー、あの『マッシュ』のテーマ!」となる曲で、自殺をイメージする曲ではありません。純粋に音楽的な見地から考えれば、コメディー・シリーズのテーマソングであるこの曲の根底に、本来の美しさとその発展性をエヴァンスは見つけだしレパートリーに加えたのだと思います。Someday My Price will come やAlice in Wonderlandに劣らない発展性を見たからこそ、エヴァンスはラストトリオの演奏にこの曲を加えたのではないでしょうか。
★★★
Bill Evans後期の最高傑作
Bill Evansで一番好きなアルバムは?と聞かれれば自分は「Explorations」を選ぶ。
では好きなアルバムを3枚選べと言われれば、このアルバムは是非入れたい。
この「You Must Believe In Spring」は、スコット・ラファロ時代のアルバムに匹敵する素晴らしい内容だ。
曲は1曲目から7曲目まで全曲美しく(そして物悲しく)文句のつけようがない。
★★★★
美しき感傷
もう20年以上前になります。NHK-FMで、ビルエヴァンスの"We will meet again"が放送されました。ピアノソロとトリオ演奏の2種類です。感傷的で、きれいな曲だなあ、と思いました。
時折、CDをさがしましたが、店先には置いてありません。国内盤には入っていないのです。
今回、輸入盤を入手できて、本当にうれしかったです。

さて、その"We will meet again"です。
ビルエヴァンスのピアノソロがひとしきり続き、エディゴメスのベースがすっと入ってきます。背筋が震えるように美しい。ぞくぞくしました。

ほかの曲も、全体に感傷的できれいです。私の大事な一枚です。
★★★★
[CD] これがSHM-CDだ!ジャズで聴き比べる体験サンプラー [関連Movie]
これがSHM-CDだ!ジャズで聴き比べる体験サンプラー

リリース日:2008-09-03

アーティスト: オムニバス [movie] アニタ・オデイ [movie] ヘレン・メリル [movie]

レーベル:UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)

Price: ¥1,000

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★5は音楽と値段に対してだぞ!(笑)
まず結論から言う。音はほとんど同じだよ!!良くもなければ悪くもない!
自分は12〜3年位前に14万位で買ったパイオニアのコンポ(スピーカーは中型で高音が強い)
+大型ウーファーで2枚同時に再生して交互にdisk-1と2を切り換えながら2人で聞き比べたのだが、
違いが全く解らん!お前ら嘘付いてるのか?同時に聴き比べてないから先入観に惑わされてるだけだろ!
(ちなみに俺は高音にはかなり敏感な方だ。むしろ聞こえすぎて嫌いな位だ)
よって、同じアルバムを買い直してまでSHMーCDを買う位だったら
今まで聴いた事の無い音楽を開拓して行く方がよっぽど有意義なお金の使い方だと思います。

※ここからは何の参考にもならない音楽論をブチかますのでロックに興味の無い人は見ないで下さい

おい!音が良いだの悪いだのくだらねえ事にこだわってんじゃねぇ!
音が良いと幸せなのか?お前らはクリアーな高音を再生する為に音楽を聴いてるのか?(笑)
そもそも「音が良い」っていうのは生演奏の生音を実際に間近で聴く状態に近いって事だろ?
そういう意味ではクラシックやジャズに音の良さを求める事に対しては否定しない。
しかしロックに音の良さを求めるのは絶対に間違ってるぞ!!
何故ならロックの生演奏は音が大き過ぎて歪んでるので家でCDで聴くよりも音が悪いからだ。
ライブだって所詮はマイクで拾った音をスピーカーを通して鳴らしてるんだからな!
ていうかロックは耳を澄ませて高音を聴くもんではなく、低音を身体で感じるもんなんだよ!!
★★★★
良いと思います。
CD特有の音の硬さが緩和され、透明感があり、奥行が感じられる点ではすごく良いと思います。
ただ高級機器での再生には、通常のCDで最も音が良く聴こえるように機器自体がシビアに調節されていると思われるので、向かないような気がします。
現に「音が不自然。」というような書き込みがあるわけですし。
「ふーん。」ってくらいの違いはあるので、興味があったら聴いてみて損はないと思います。


# 「すごく良いよ。」と言う先入観の基で聴いていますので*思い込んでいるダ
# ケ*な部分があるかもしれません。
# メーカーの言うことは鵜呑みにはできませんから、どの程度エラーが低減され
# ているのかを見てみたいものです。
★★
まずまず。
「SHM-CDの良さを知ってもらう」ことを前提とした場合、☆3の評価になる。

Rock,Pops編と比較すると各セクションの音がはっきりしている。
少なくともクラッシックやJazzには向いて居るように感じます。
音がはっきりした。という点ではよいと思います。

SHM-CDと、サンプラーCDとの比較を書く。

1.比較して、SHM-CDの方が音は確かにはっきりしている。サンプラーの方が少しぼけている感じ。
 ただし、外のレヴュアーさんも書いていますが、人工的な感じに受ける。
2.ヘッドフォンで聴いた場合、小さな音まで拾えていてクリアな感じ。
 ヘッドフォンで聴いた方が、違いは顕著。
3.今主流のiPodに入れて聴いた場合は違いは無い。
(ここで、気がつくが、iPodで音楽を聴く人にはSHM-CDはなんら意味が無い。)
4.この楽曲のコンピを1000円で購入できるお買い得感。Jazzの入門編にはよいと思う。
5.コンピレーションとしての選曲を考えると、もう少しメジャー曲を増やすともっと売れるのでは?
6.クラッシックやJazzにはSHM-CDは良いのかもしれない。と考えられる。
 「間」や「沈黙」部分があるジャンルのほうが栄える。
7.SACDの音の厚みやクリア感を体験してしまっているので、正直目新しさはやはり感じられない。

クラッシック編とほぼ同じようなレヴューです。
ただし、Jazz編は本当に人工的に感じる。
そこを修正できればもっとレンジが広がるのではないか?

Kenny Gなどでリリースしてもらえればもっと詳しくレヴューできるのに・・。

参考データ(当方システム)
スピーカー : JBL(1台20万代)
プリメインアンプ及びSACD Player : Denon(各20万代)
ヘッドフォン:BOSE ノイズキャンセル
★★
まだ褒められるレベルではないです
確かに音の輪郭が非常にくっきりしています。
解像度が上がり、見通しが良くなったように感じるかもしれません。
しかし、私はこの音に非常に違和感を憶えました。
人工的な不自然さを感じました。

幸い通常のCDが付属されているので聴き比べてみると、違和感の理由がわかりました。
通常のCDでは聴ける余韻や空気感がSHM-CDでは失われています。
演奏者の細かい部分での表現・表情が失くなっていて「人」が伝わってきません。

ちょうどエンハンサやコンプレッサを過度にかけるとこんな音になりますが、
本当に盤の素材以外に違いはないのでしょうか?
そうだとすると、SHM-CDはまだ褒められるレベルではないと思います。
SHM-CDは通常のCDに比べて読み取りエラーが多いという話も信憑性を増します。
現時点のこの音でオーディオの革命を謳ってはダメです。

とりあえず見切り発車したんだと思いますが、
社運をかけているのなら、音楽を熟知した耳の良いエンジニアをスタッフに迎えて、
このような子供だましレベルからは早急に脱却すべきです。
それができないのであれば、いたずらに市場を混乱させるだけなので、
潔く消えてほしいです。
おー、すばらしぃじゃないですか!
予約していた商品が今日届いたので、早速聞いてみた。おおおー、なんじゃこりゃ、ってくらいすばらしい。解像度がとても高く、音がリアルで迫ってくる感じ。CD互換でこんな音が出るのなら、SACD危うしって気がする。体験さんプラーだから仕方ないかもしれないけど、もうちょっと曲数があればなおうれしかった。いずれにせよ1000円でこの内容なら、買って損はないと思う。僕的には太鼓判。
★★★★
[CD] Undercurrent [関連Movie]
Undercurrent

リリース日:2002-06-13

アーティスト:Bill Evans [movie]

レーベル:Blue Note Records

Price: ¥1,747

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Review

一番好きなジャズアルバム
冷たくてひたすら美しいまさにジャケそのままの名盤

全曲好きだけど特に5曲目が素晴らしい。ギターの音色がたまらん
このジャケにピンときたら買って損はありません!!
★★★★
デュオの傑作 これにあり
ピアノとギターのデュエットというのは珍しい取り合わせです。それがビル・エヴァンスとジム・ホールという素晴らしいジャズ・ミュージシャンによる貴重な演奏ですから、悪いはずがありません。名盤の誉れが高く、今でも多くのジャズ愛好家に愛されているのは、その密度の濃い音楽の対話にあるからでしょう。

ピアノとギターがまるでお互いの気持ちを探るかのようにテーマを投げかけ、それに対しての応答がまた次のフレーズへと伝播していく様が目の前に浮かぶようです。
実際、通常のピアノ・トリオとは違い、ベースもドラムスもいません。つまりリズム楽器が無いので、エヴァンスもジム・ホールも和声を展開させながら、一方でリズムを刻み、メロディを発展させながら、テンポの変化をつけるという試みで音楽に大きな変化を齎しています。

この二人が天才たる所以は、音の足し算ではなく、引き算で勝負をしているところです。ともすれば饒舌な演奏になるところを必要な音しか使わずに最大の演奏効果をもたらす曲に仕上げている訳で、一期一会のスリリングさと楽しさの両方を感じさせてくれます。

冒頭の「My Funny Valentine」での緊張感溢れる掛け合いの妙も忘れられない演奏です。疾走感と応答の妙は天才同士の会話と受け取っています。

一番好きなのは、「Skating In Central Park」です。力を抜いて、心の底からこのデュオの時間を慈しんでいるような雰囲気が漂ってきます。ジム・ホールが途中、単音でピアノに合わせている箇所なんかは、あまりの心地よさにため息がでるくらい官能的でもあります。ワルツのテンポの心地よさと愛らしさは格別ですし、多くの人に聞いてほしい演奏です。何十回繰り返し聴いたのか分かりませんが、全く飽きることなく聞ける音楽はそうはありません。質の高さは一聴すれば明白ですから。
★★★★
さあ漂おう
Bill EvansとJim Hallという繊細すぎる二人の天才が残した美しい一枚。

ピアノとギターが交錯しながら陶然としたリズムを紡ぎあげる「My Funny Valentine」
艶然としたギターの音色にうっとりする「I Hear a Rhapsody」
悄然とした雰囲気にラストのギターとピアノの交互のフレージングが美しい「Dream Gypsy」
静から徐々に動へ・・・、そして忽然と広い空間を創りだすJim Hall作の傑作「Romain」

緩慢な時間の流れで、まるで自分が悠然と踊っているような感覚にとらわれるジャズという
よりクラシックみたいな華麗な響きが特徴的な「Skating In Central Park」
一番地味ながら、どこか秋の匂いを漂わせていて、聞けば聴くほど愁然とした味がでてくる
「Darn That Dream」
眼をつぶって聴けば、蒼然とした夜空が瞼の裏に浮かんでくる「Stairway To The Stars」
昂然としたリズムと、水のように軟らかい浩然としたメロディが入り混じって、どこか
甘酸っぱいような懐かしいような感慨にふけれる「I'm Getting Sentimental Over You」

と、本当に、一曲、一曲が素晴らしく質の高い曲ばかり。

僕としては秋とか、冬に聴くと、あまりに繊細な音な為、往々にして感傷的になりすぎて
憂鬱に陥りやすいので、真夏の暑い一日の終わりの深夜に酒を片手に涼みながら聞くのが
最高かな。
さあ君も、ジャケットの女性みたいに「浮」いて「遊」ぶ「感」じを体験しよう。。。。。。
★★★★
スコット・ラファロ死後のインタープレイの方向性
ビル・エヴァンスとジム・ホールによるピアノとギターのデュオ作品。1962年4月24日と5月14日の2回に渡るセッションの模様が録音されている。スコット・ラファロの突然の死に対する悲しみ、築きあげてきたインタープレイの更なる発展への模索・苦闘ぶりが滲み出ている。刹那的で儚くも美しい旋律の数々は、その後の更なる悲劇的結末への序章に過ぎない。

1961年7月6日、スコット・ラファロが交通事故で他界する。ビル・エヴァンスの目指すインタープレイを支えていた支柱が失われた瞬間だった。音楽的対話というアプローチ。それを具現したビル・エヴァンス・トリオはたった4枚のアルバムを残して終焉を余儀なくされたのだ。

本作は当時エラ・フィッツジェラルドのバックバンドとして活躍していたジム・ホールとのデュオ作品で、ピアノとギターによるインタープレイを聴く事が出来る。デュオのため一方が主旋律を弾けば、自然と他方はバッキングプレイになる。ある意味最も簡素化された形態であり、インタープレイの原風景といえるのかもしらない。

しかし、たった2人であっても音の幅に狭さを感じる事はない。両者の掛け合いの下に次々と展開していく楽曲は失ったベーシストのものとはまた異なる世界観を創造している。ビル・エヴァンスの最高傑作といったらスコット・ラファロとのリヴァーサイド4部作であろうし、ジム・ホールの最高傑作はアランフェス協奏曲かもしらない。でも、本作の妖しくも美しい様はなんたることだろうか。敢えて私は「Dream Gypsy」と「Romain」を推したい。
★★★★
ビル・エヴァンスの付けるタイトルはいつも暗示的
1962年4月24日と5月14日録音。水に浮かぶ女性のジャケット。アルバム・タイトルは『Undercurrent(底流)』。ビル・エヴァンスの付けるタイトルはいつも暗示的だ。

ジャケット裏には神経質そうな2人の姿がコカ・コーラの空瓶とともに写っている。トリオのビル・エヴァンスがインター・プレイならこの演奏は静かな静かな一騎打ちだ。どちらもひかない一騎打ち。ムーディにBGMを演奏する気なんて毛頭無い。1961年7月6日に25歳の若さでラファロを交通事故で失なってからビル・エヴァンスは模索の中にいたのだろう。その模索の中の演奏が素晴らしい。

この演奏は言ってみれば聴く者を映す鏡のような演奏だと思う。人によってはリラックスして聴こえる。僕には底流に流されながら揺れる水を通して世界を観ているビル・エヴァンスの苦悩を感じるのだがいかがだろう。
★★★★
[CD] ワルツ・フォー・デビイ+4 [関連Movie]
ワルツ・フォー・デビイ+4

リリース日:2007-09-19

アーティスト:ビル・エヴァンス [movie]

レーベル:ユニバーサル ミュージック クラシック

Price: ¥1,800

詳細はこちら

Review

いいかげんにしろ!

4部作は、OJC盤で充分。買い直す必要など全くナシ。

日本のレコード屋は、何回再発すれば気が済むのか。馬鹿馬鹿しい。
「あぶない」アルバム
 わたしのお気に入りは「マイ・フーリッシュ・ハート」である。日本語盤ではこの曲が第1曲目に入っている。 わたしは学生時代にエバンスを知らずにこのLPをうっかり買ってしまった。そして第1曲目の始まり数小節を聴いただけで、谷底へ深く落ちていくような感触を覚えた。 それ以来、わたしはエバンスのあらゆるLP、CDを買いまくった。
 このアルバムは、そう言った意味で非常「あぶない」アルバムである。始めてエバンスを聴かれる方は気をつけて頂きたい。

 また、このCD盤「+4」には、演奏当日にヴレッジバンガードで収録されながらも、LPの時間的制約から納められていなかった4曲が入っている。特に「ポギー」がイイ。
エバンスのゆっくりとしたピアノソロで始まるのだが、始めの1音目は単音、2音目はダブルトーン、3音目はコードになっている。エバンスが弾くと、だったこれだけでゾクッとするイントロになってしまう。
この曲もアブナイので、気をつけて頂きたい!
★★★★
ワルツをジャズに最初に持ち込んだのはビル・エヴァンス
1961年6月25日 ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードにて録音。わずか11日後、1961年7月6日に25歳の若さでラファロを交通事故で失うことになる。

ぼくはワルツをジャズに持ち込んだのはビル・エヴァンスが最初じゃないかな、と思う。ビル・エヴァンスより前のジャズ・プレイヤーでまともにワルツをやった人物を思いつかないのだ。つまりはインター・プレイのことばかりクローズ・アップされているけど、ワルツという3/4拍子の概念をジャズに持ち込んだと言うことが既に画期的だったんだな、と思えてくる。

次に思いつくのがビル・エヴァンスはおそらくショパンのワルツ、中でもディヌ・リパッティのブザンソンや14のワルツの演奏を聴いていたのではないか、ということだ。

おそらく聴いている。心なしかディヌ・リパッティのワルツのタッチとビル・エヴァンスのワルツのタッチは似たものを感じる。言い切ってしまえば、ビル・エヴァンスはディヌ・リパッティのワルツのリリシズムをジャズの世界に見事に導入したのだと思う。そこに稀代のベーシストであるスコット・ラファロのベースが絡む。ポール・モチアンのドラムが包む。もう何処にもない最高のジャズが誕生したのだ。この演奏が気に入っている人は是非ともディヌ・リパッティのワルツを聴いてみることをお勧めしたい。強く。
★★★★
輸入版のほうが安いですが・・・
輸入版は同じ曲の別テイクが連続する曲順になっていますが、こちらの版は連続しないように曲順が変更されています。
その点を考慮して選択すると良いと思いました。
演奏の素晴らしさは言うまでも無いです。
★★★★
美しすぎる…
ジャズ・ピアノっていろいろ定義、趣味は分かれるところだと思いますが、“美しさ”という点ではこれに勝るものはないのではないでしょうか…。
B.エバンス本人も本作でも最高の絡みをみせてくれたラファエロの死後、彷徨ったあげくE.ゴメスとの出会いで何とか音楽を持ち直したと思ったら、本タイトル名にもなっている姪っ子の父(自分の兄貴)の自殺があったりと本当に人生が翻弄され、それに連れ音楽も風貌も変遷が凄くて…。あげくに最後の作品名が“I WILL SAY GOODBYE”とまさに劇的な人生を送ったので、実際マイルス時代を含め、彼の参加作品をすべて追うことがジャズの探求そのもののような気がします。
その中で、本作は後のジャズピアノのあり方に相当な影響を与えたと思われ、それ以前にやはり美しすぎます…。ジャズってカッコいいなあ…。
クラシックやポップスのミュージシャンにも人気が高いのも納得、音楽の普遍性をまさに体現しているからに他ならないからだと思います。
★★★★
[CD] これがSHM-CDだ! ジャズで聴き比べる体験サンプラー VOL.2 [関連Movie]
これがSHM-CDだ! ジャズで聴き比べる体験サンプラー VOL.2

リリース日:2008-12-03

アーティスト:オムニバス [movie]

レーベル:ユニバーサル ミュージック クラシック

Price: ¥1,000

詳細はこちら

Review

またまた高音質CD!
 新譜が売れないので、旧譜をもっと(高く)売りたいというレコード会社の努力には頭が下がる。でもこんな企画に反応するのは、一部の中高年のマニアだけではないだろうか。個人的には、リマスターなど原音に手を加えるのは最小限にして、安く売ってもらった方が助かる。また、専らPCに読み込んで音楽を聴く私には、PCの出すノイズがどうかならないかが問題だ。
★★
[CD] Explorations [関連Movie]
Explorations

リリース日:1991-07-01

アーティスト: Bill Evans Trio [movie] Scott LaFaro [movie]

レーベル:Riverside/OJC

Price: ¥1,164

詳細はこちら

Review

「ワルツ・フォー・デビー」の3倍美味しい
ビル・エヴァンスに駄盤はありませんがベストはこの一枚でしょう。
スリリングでダイナミック!ビル・エヴァンス・トリオならではの三位一体ジャズが堪能できます。

★★★★
捉えよう次第、地味か?おいしい所どりか?
いわゆるリバーサイド四部作と呼ばれる作品の中では一番目立たない存在だろう。
1959録音の前作「Portrait In Jazz」、同年に録音される「Waltz For Debby」、
「Sunday at The Village Vanguard」に挟まれる形な訳だが、前作の水の流れのような
完璧さとも違い、のちの躍動感溢れるプレイとも、また違うアプローチを聞かせてくれる
作品だ。そういう意味では、ある意味両方を繋ぐ架け橋的な作品で、内容も、ささやかだが
実験的な色合いが濃い気がする。

この作品の面白いのは、起承転結のあり方だろう。全曲中最も、昂然とした仕上がりになってる「Israel」から始まるSide1は、消え入るように終わる「Elsa」で幕を閉じる。
そして、Side2は徐々に闇から浮き出るような怪しさがある「Nardis」から始まり、ラストは
これでもかってぐらいアグレッシブな「Sweet and Lovely」をもってきたりする。
普通に考えれば、何か異質な感覚を受ける流れは、題名通り探求心をもって臨んだ結果なのかもしれない。
サウンドに関していえば、ドラムとベースはやや抑え気味で、ピアノも、どちらかというと
繊細でデリケートな出来になってる。つまり普通に聞けば、地味な印象がぬぐえず、何か
欠けてるんだが、それでも聞くのは、もう言葉じゃなくてフィーリングなんだろう。

悪い意味じゃないんだが、この作品は、ポートレイト、ワルツ、ヴィレッジ・ヴァンガード、
の3枚を聴いてから、手を出したほうが、満喫できるのかもしれない。
★★★★
素晴らしい。
「Portrait in Jazz」や「Waltz for Debby」と並んで有名なRiverside盤です。
私はこれほど透き通った音楽を聴いたことがない。
正に究極のリリシズムである。
「Waltz for Debby」は夜のバーを想起するのにこの上ないが、「Explorations 」は例えて言えば、冬のベランダで夜空を眺めていたら流れ星を見つけた時の様な感覚である。
リリシズム溢れる演奏の中にキラリと光るフレーズがあるのだ。
私はマイルス・デイヴィスの「クールの誕生」でも演奏されているIsraelが特に好きです。
絶対に買って損はしないでしょう。
★★★★
リバーサイド四部作で最も奧が深いアルバム
日本で本作のLPが最初にリリースされた時のタイトルは「探求」。ビル・エヴァンス(ピアノ)、スコット・ラファロ(ベース)、ポール・モチアン(ドラムス)の三人が、儚くも繊細なピアオトリオの美しさを追求した作品集。オリジナルアルバムに収録されていた8曲は全てバラードとミディアムからなる。同一トリオの前作ポートレイト・イン・ジャズと比べると、モチアンのドラムスが少し後退し、ファラロのベースとエバンスのピアノのソロプレイが前面に押し出されている。
リーダーエヴァンスのピアノは最初の絶頂期を迎え、その繊細で美しい旋律はリスナーの心を捉えて離さない。次々に現れる斬新なピアノのフレーズは、色あせるところがないどころか、現代においても新鮮な印象をリスナーに与える。ラファロの瑞々しいベースは、微に入り細に入りエヴァンスのピアノに絡み相乗効果を醸し出す。モチアンの控えめで的確なドラムスをバックグランドミュージックとして、エヴァンスとラファロの二人がまるで親しげに会話を交わしているかのようなやりとりだ。
ベースが陰のようにピアノに寄り添い、ほっておけば空間に消え去って行ってしまいそうなリリカルなピアノを押し留める。ポートレイト・イン・ジャズのバラードを、より一歩前進させた音世界が展開される。この深遠さと完成度の高さはピアノトリオの最高峰と言えるだろう。
ここでのエヴァンスの紡ぎ出す新鮮で美しいメロディとトリオの水を漏らさぬインタープレイは、後のキース・ジャレット・トリオに大きな影響を及ぼしていると思う。聴けば聴くほどに味わい深くなるアルバムだ。
★★★★
孤高のジャケ損盤。
選曲も曲順も考えられてる。
序曲「Israel」は只タダ美しく、目を閉じ聴き入ってしまう『何も考えたくない』って感じ。
Milesの[Birth of the Cool]では気にも留めなかった曲なのに。

2002年【○○○三世】作曲者である某氏のLiveで初生演奏「Beautiful Love」に感激、
翌年も演奏したし氏も好きみたい。続く「Elsa」もイイっ、愛奏曲になるのワカル。

そして必殺「Nardis」。初聴きの時は特に何も感じなかったのに、聴く程好きになる。
Miles先生が『Evansの為に』書いたらしく、確かに自作で演ってナイ。

日本人が最も好きな[〜Debby]の様な甘〜い感じとは違う孤高な世界、コレこそBill Evans。
4部作の中で地味な位置なのは、ジャケ損してるとしか思えナイ。
★★★★
[CD] ぐっすり眠れるジャズ [関連Movie]
ぐっすり眠れるジャズ

リリース日:2008-06-11

アーティスト:オムニバス [movie]

レーベル:Warner Music Japan =music=

Price: ¥2,500

詳細はこちら

Review

研ぎ澄まされた音色が眠りを誘う・・・・
このCDのディスク1、1曲目はギターの音色が飛びッ切り優しく、体に響きます。・・「リトル・ガール・ブルー」は打楽器の音色が心地よくピーンと張ったクラシックの音色とぴったりで、思わず瞼が重くなります。・・ピアノは今まで癒やし系で聞いた音色より綺麗で透きとおっています。鳥や動物の効果音なしで聞かせますので、まるで音楽堂で聞いているようです。・・でも、曲によってはちょッとサックスの怪しげな音色は、バーのママさんとチークを踊っているようで、貧相な空想が浮かびます。これも癒やしのひとつだと思えば納得かも・・・
このCDはディスク2があります。もう充分すぎるぐらいのジャズが堪能できます。ジャズとは抽象的でまとまりがないものと思っていました。・・幾度も聞いて行けば優しいジャズは別格と感じるようになりました。・・最近は、目を閉じて聞くと、高層ビルの最上階の部屋でワインを片手に眼下の星屑の明かりに目をやり、裕福なひと時を想像できます。・・このCDは眠るのに最適の友と感じました。・・・
★★★
はまってしまった
 僕は今までジャズなどろくに聴いたことがありませんでしたが、はまってしまいました。
 静かに流れていくような感じがたまらなくいいです。「ぐっすり眠れる」というのは誇張ではありません。寝る前に15分聴くと、リラックスして気持ちよく眠れます。
 どの曲もよいですが、僕は特に「ソー・メニー・スターズ」「酒とバラの日々 ディズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼズ」「ミラー・オブ・ザ・ハート」が好きです。
★★★★
心地よいです☆
ホテルのラウンジにいてカクテルを飲んでいるようなムードがあります。
リラックスできますね。
メロディがないというか流れているけど気にならない〜BGMみたいに
さりげなく癒してくれます。
昨日はスムーズに眠れました。
頭が興奮状態にあるときとか緊張してるときは特に聴いてからベッドに入ると
良いな!と思います。
★★★★
力が抜けて、呼吸が深くなっていく。
前作のクラシック編も愛用していますが、このジャズ編、DISC1、DISC2ともに1曲目の音が聞こえた瞬間、緊張していた身体がスーッとほぐれていきます。頭の天辺からつま先まで力がどんどん抜けていく。呼吸もゆったりと安定してきます。不思議なほどスムーズに眠る体勢へ移行していくのを感じられます。曲もアーティストもすばらしく、たいへんお買い得だと思います。
★★★★
曲の質が高い!
私が愛用している「ぐっすり眠れるクラシック」のジャズバージョンということで早速買いました。
まだ買ったばかりなので眠りには試していませんが、聴いてみて曲の質の良さに驚きました。
私はジャズに詳しくありませんが、1曲1曲がすばらしい曲と演奏に感じます。

ブックレットによるとテンポや音量のばらつきを抑えるため細部にまで
こだわったリマスターをしていると書いてあるので、
クラシックバージョンのように眠りの効果も期待しています。
★★★★